平成27年5月29日(金)
本日の産経新聞の「正論」は、
櫻田淳氏の執筆による「日本はアジアではなく太平洋だ」と題する論考だ。
まことに、優れた重厚な論考である。
「日本はアジアではなく太平洋だ」
この一語を以て、我が国家戦略を樹立するに足りる。
櫻田淳氏とは、
彼が私と同じ党であった衆議院議員の愛知和男さんの事務所におられたときに知り合った。
その後、ご無沙汰をしているが、
櫻田さんが、私の兄と同じ障害を持つ方なので、どうしておられるか気になっていた。
時々、産経新聞の「正論」を書かれているので、安心するとともに、その大学教授の肩書きを見て、
私の兄より強い言語障害を持たれているので、講義では苦労されているだろうな、と思っていた。
そして、本日の朝、櫻田さんの、
我が国家戦略を雄大かつ鮮やかに指し示す「正論」に出会った。
櫻田さんの冴え渡った頭脳に、心より敬意を表し、
健常者には想像できない日常のご努力を思い、深くご健勝を祈る。
同時に、兄のことを思はざるをえない。
私のことを告白すれば、兄の手助けを十分に尽くせないまま別れてしまったのだ。
諸兄姉には、本日の産経新聞にある櫻田淳さんの
「日本はアジアではなく太平洋だ」を是非読んでいただきたい。
さて、国会の「平和安全法制特別委員会」という妙な名前の委員会質疑に関して、そして、
昨日に続いて対馬で発言したことを次ぎに書いておく。
まず、我が国の国会のレベルも、国防に関しては、
その本質をズバリ答える段階に踏み込むべき時だと思う。
それほど、我が国を取り巻く情勢は厳しさを増しつつある。
安全保障関連法案の質疑において、
「戦争に踏み切る基準の変更について議論しているのか」という質問があったようだが、
それに対して内閣は、
「その通りである」
と答弁する段階にきているということだ。
(質問者は、腰抜かしよると思うが)
そうすれば、この法制が自衛隊員を危険にさらすことになる、
という野党の論が、如何にクルクルパーか明瞭になる。
さらに、この答弁によって野党が社会党に先祖返りして騒げば、
国会内のアホ馬鹿が明瞭に見えるので、いいではないか。
国民のレベルを信じよう、国民はそのような議員をきっぱりと消滅させるだろう。
国会質疑の現状であるが、質問する側も答弁する側も、
「日本はアジアではなく太平洋だ」
という視点から、戦略論を構築してほしいものだ。
国会内には、未だに、我が国の安全は、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼する」ことによって確保できると思っている輩がいることに唖然とせざるをえない。
南シナ海のシーレーンのことであるが、
「そこを切断されても迂回できる」と軽く見てはならない(内閣の答弁は軽く見ているようだが)。
こちらが迂回できれば、彼らも迂回できる。海は続いている。
要するに、制空権と制海権の問題なんだ。
現在南シナ海で進行している十二の人工島を海空軍の基地にする動きは、
明確に制空権と制海権を獲得することを目的にしている。
その阻止は、他人事ではなく、我が国の自衛権に関わる事態ではないか。
大東亜戦争末期に行われたアメリカ軍による我が国本土への戦略爆撃。
我が国は、この戦略爆撃によって敗れたのか。
そうではない、というのが戦略爆撃を実施したアメリカの結論である。
我が国は、主に潜水艦攻撃によって物資を運ぶ輸送船を失い屈服したのだ。
つまり、制海権を失って屈服した。
日本本土の工場は、物資が無くなりほとんど稼働していなかった。
従って、爆撃で工場を潰さなくとも日本の屈服は秒読み段階に入っていた。
これがアメリカ軍の結論であった。
次ぎに、二十七日に対馬で語ったことであるが、
対馬を訪れる度に思う。対馬は日本列島の縮図だ。
陸路を行くよりも海路を行くほうが速やかである。
陸路はすぐに切断されるが、海路を確保すれば何処にでも行ける。
伊勢湾台風も阪神淡路大震災も東日本大震災も、
被災地には、海上からの救援と物資搬入が効果的であった。
対馬には陸海空の三自衛隊が駐屯している。
そのうち実戦部隊は陸上自衛隊だけであるが、彼らには海上移動手段がない。
従って、陸路が切断されれば移動できない。
よって、対馬をモデルケースとして、陸上自衛隊に揚陸艦を装備し運用させることが必要だ。
日本はアジアではなく太平洋なんだから、我が国の陸上兵力は、総て海兵(マリーン)であるべきで、
陸上自衛隊は強襲揚陸艦を持つべきだ。
これがあると、災害救助にも効果的だ。
東日本大震災の時、揚陸艦がないので気仙沼の大島は数週間も放置され物資が届かなかった。
西村眞悟の時事通信より。
櫻田淳氏の執筆による「日本はアジアではなく太平洋だ」と題する論考だ。
まことに、優れた重厚な論考である。
「日本はアジアではなく太平洋だ」
この一語を以て、我が国家戦略を樹立するに足りる。
櫻田淳氏とは、
彼が私と同じ党であった衆議院議員の愛知和男さんの事務所におられたときに知り合った。
その後、ご無沙汰をしているが、
櫻田さんが、私の兄と同じ障害を持つ方なので、どうしておられるか気になっていた。
時々、産経新聞の「正論」を書かれているので、安心するとともに、その大学教授の肩書きを見て、
私の兄より強い言語障害を持たれているので、講義では苦労されているだろうな、と思っていた。
そして、本日の朝、櫻田さんの、
我が国家戦略を雄大かつ鮮やかに指し示す「正論」に出会った。
櫻田さんの冴え渡った頭脳に、心より敬意を表し、
健常者には想像できない日常のご努力を思い、深くご健勝を祈る。
同時に、兄のことを思はざるをえない。
私のことを告白すれば、兄の手助けを十分に尽くせないまま別れてしまったのだ。
諸兄姉には、本日の産経新聞にある櫻田淳さんの
「日本はアジアではなく太平洋だ」を是非読んでいただきたい。
さて、国会の「平和安全法制特別委員会」という妙な名前の委員会質疑に関して、そして、
昨日に続いて対馬で発言したことを次ぎに書いておく。
まず、我が国の国会のレベルも、国防に関しては、
その本質をズバリ答える段階に踏み込むべき時だと思う。
それほど、我が国を取り巻く情勢は厳しさを増しつつある。
安全保障関連法案の質疑において、
「戦争に踏み切る基準の変更について議論しているのか」という質問があったようだが、
それに対して内閣は、
「その通りである」
と答弁する段階にきているということだ。
(質問者は、腰抜かしよると思うが)
そうすれば、この法制が自衛隊員を危険にさらすことになる、
という野党の論が、如何にクルクルパーか明瞭になる。
さらに、この答弁によって野党が社会党に先祖返りして騒げば、
国会内のアホ馬鹿が明瞭に見えるので、いいではないか。
国民のレベルを信じよう、国民はそのような議員をきっぱりと消滅させるだろう。
国会質疑の現状であるが、質問する側も答弁する側も、
「日本はアジアではなく太平洋だ」
という視点から、戦略論を構築してほしいものだ。
国会内には、未だに、我が国の安全は、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼する」ことによって確保できると思っている輩がいることに唖然とせざるをえない。
南シナ海のシーレーンのことであるが、
「そこを切断されても迂回できる」と軽く見てはならない(内閣の答弁は軽く見ているようだが)。
こちらが迂回できれば、彼らも迂回できる。海は続いている。
要するに、制空権と制海権の問題なんだ。
現在南シナ海で進行している十二の人工島を海空軍の基地にする動きは、
明確に制空権と制海権を獲得することを目的にしている。
その阻止は、他人事ではなく、我が国の自衛権に関わる事態ではないか。
大東亜戦争末期に行われたアメリカ軍による我が国本土への戦略爆撃。
我が国は、この戦略爆撃によって敗れたのか。
そうではない、というのが戦略爆撃を実施したアメリカの結論である。
我が国は、主に潜水艦攻撃によって物資を運ぶ輸送船を失い屈服したのだ。
つまり、制海権を失って屈服した。
日本本土の工場は、物資が無くなりほとんど稼働していなかった。
従って、爆撃で工場を潰さなくとも日本の屈服は秒読み段階に入っていた。
これがアメリカ軍の結論であった。
次ぎに、二十七日に対馬で語ったことであるが、
対馬を訪れる度に思う。対馬は日本列島の縮図だ。
陸路を行くよりも海路を行くほうが速やかである。
陸路はすぐに切断されるが、海路を確保すれば何処にでも行ける。
伊勢湾台風も阪神淡路大震災も東日本大震災も、
被災地には、海上からの救援と物資搬入が効果的であった。
対馬には陸海空の三自衛隊が駐屯している。
そのうち実戦部隊は陸上自衛隊だけであるが、彼らには海上移動手段がない。
従って、陸路が切断されれば移動できない。
よって、対馬をモデルケースとして、陸上自衛隊に揚陸艦を装備し運用させることが必要だ。
日本はアジアではなく太平洋なんだから、我が国の陸上兵力は、総て海兵(マリーン)であるべきで、
陸上自衛隊は強襲揚陸艦を持つべきだ。
これがあると、災害救助にも効果的だ。
東日本大震災の時、揚陸艦がないので気仙沼の大島は数週間も放置され物資が届かなかった。
西村眞悟の時事通信より。