(22日・金/宮内庁発表分)
《広島県で大雨などにより多数の方が亡くなり、行方不明となっていることから、22~29日に予定されていた両陛下の長野、群馬両県でのご静養はお取りやめ》
天皇、皇后両陛下は21日、広島市で発生した土砂災害で多くの犠牲者が出ていることを受け、お見舞いの気持ちを川島裕侍従長を通じて広島県の湯崎英彦知事に伝えられた。宮内庁が同日、発表した。両陛下は被害状況を心配し、22~29日に予定していた長野、群馬両県での静養について、全日程を取りやめられた。
また、宮内庁は21日、東宮ご一家が、22日から9月3日に予定していた那須御用邸付属邸(栃木県那須町)での静養を取りやめられたと発表した。
宮内庁によると、両陛下は、犠牲者が多数となり、依然として多くの人々が行方不明であることに心を痛められているという。
両陛下は27日まで長野・軽井沢に滞在、群馬県草津町に移り、29日に帰京される予定だった。宮内庁は20日、軽井沢での予定の一部取りやめを発表していたが、被害拡大を受けて全日程を取りやめられた。