【不肖・宮嶋 コラコラ記】偽善ポスター作った社民党
集団的自衛権に反対して自分らだけ助かりたいか
ZAKZAK 夕刊フジエエやないか、社民党のポスター。
社会主義をたたえるだけが芸術やと信ずる教条主義者が考えたにしてはエエ出来や。「あの日から、パパは帰ってこなかった」。コピーも秀逸や。真ん中の小さい字は何? 「今、集団的自衛権にNOを」やて。
社民党はわが国に認められた集団的自衛権に反対するために、わざわざこんなもん作ったんか? 同盟国が、たとえばアメリカが助けを求めても助けんのや。そうなったら、このポスターのような少年が逆に増えるんやで! これが教条主義者の思考回路なんやな。
それともアメリカ人は死んでもエエが、自分らだけは助かりたいか。おんどれらは安全な内地で「ラブピース」やとわめくだけで、お国のために血どころか、汗一滴流すのも惜しくて、戦地どころか災害現場にすらロクに足運ばんやないか。
敵は間もなく大陸から半島経由で海を渡ってやってくるというのに、何寝ぼけとんのや。こんなんを政党助成金のムダ遣いというんや。
敵は硬軟おり混ぜて攻撃してきよる。戦後70年の来年は、対日戦勝記念式典を、韓国も入れて大々的にやろうとしとんのや。
しかし、いったいいつから中国共産党政権が「戦勝国」になったんや? わが国がポツダム宣言を受諾し、無条件降伏した相手国のひとつは中華民国政府、つまりは現台湾政府や。そのとき、毛沢東率いる中国共産党は、はるか離れた山奥で農作業にいそしんどったんやろ?
韓国に至っては朝鮮半島には大韓民国という国家すら存在しなかった、というよりも、日本の一部やったから、敗戦国やないか。
それが、今は戦勝国やて? さすが歴史の捏造(ねつぞう)は十八番(おはこ)や。まあ…歴史の捏造を非難する資格はわが日本人にもない。このポスター作った社民党は社会党と呼ばれていたころには、朝鮮半島唯一の国家は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)やと、堂々とコイていたのである。
韓国でありもしない「強制連行された従軍慰安婦」でっち上げたのが朝日新聞で、当時さんざんあおったのが弁護士だった元党首のセンセイ。
中国人や朝鮮人にわが国が侵略され、このポスターの少年みたいな孤児が激増してもエエというとるんや。そんな党が、こんな偽善ポスター作ったらアカンわ。
集団的自衛権も先制攻撃もアカンのやったら、ウクライナで親ロシア派テロリストが民間機にミサイル、ブっ放すとこ見ても、止めたらアカンのである。そんなアホなことあるかええ。しかしそれが社民党なのである。我らの血税による政党助成金もろて、こんな風呂のマキにもならんもん作っとるのである。
■宮嶋茂樹(みやじま・しげき) 報道カメラマン。1961年、兵庫県明石市生まれ。日本大学芸術学部卒業後、「フライデー」専属カメラマンをへて、フリーになり、数々のスクープ写真を撮影。世界の戦場でも取材を行う。