(5日・木/宮内庁発表分)
【午前】
両陛下 北浦雅子・社会福祉法人全国重症心身障害児(者)を守る会会長らから説明お受けに《同会創立50周年記念大会に当たり》(皇居・御所)
【午後】
両陛下 勤労奉仕団ご会釈(皇居・蓮池参集所)
両陛下 天皇陛下傘寿奉祝武道大会ご覧(皇居・済寧館)
両陛下、26、27日沖縄ご訪問 対馬丸撃沈70年で
宮内庁は5日、天皇、皇后両陛下が26、27日の日程で沖縄県を訪問されると発表した。戦時中の昭和19年に学童疎開船「対馬丸」が米軍に撃沈され、約1500人が犠牲となってから今年8月で70年となることから、慰霊のため那覇市内にある犠牲者の慰霊碑「小桜の塔」や「対馬丸記念館」を初めて訪れ、遺族や生存者と面会される。
両陛下の沖縄ご訪問は、即位後は5回目で、皇太子・同妃時代を含めると10回目となる。
両陛下は、戦後50年の「慰霊の旅」として平成7年に長崎、広島、沖縄と東京都慰霊堂を巡り、戦後60年の17年には米自治領サイパンを訪問されている。
両陛下は疎開学童と同世代であることから、対馬丸の悲劇に強く気持ちを寄せ、24年11月の沖縄訪問の際にも宿泊先で対馬丸の遺族と面会されている。
陛下は、海底から船体が確認されてから間もない9年12月の誕生日会見で、「私と同じ年代の多くの人々がその中に含まれており、本当に痛ましいことに感じています」と述べられている。
沖縄から長崎に向かっていた対馬丸は昭和19年8月22日、鹿児島県のトカラ列島・悪石島沖で米潜水艦の魚雷を受けて撃沈。犠牲者約1500人の半数が疎開学童だった。
宮内庁によると、両陛下は26日、特別機で那覇市に入り、糸満市の国立沖縄戦没者墓苑で献花、拝礼される。
27日には那覇市の「小桜の塔」、対馬丸記念館を訪れ、帰京される。