「日いづる国」の「平和ボケ」からの脱却。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 

【痛快!テキサス親父】
集団的自衛権行使の限定容認 中国、北朝鮮の挑発行為を見れば当然だ

ZAKZAK 夕刊フジ


安倍首相は、集団的自衛権行使の限定容認について、国民に説明した=15日、首相官邸


 ハ~イ! 日本のみなさん。俺の地元・テキサスの『ダラス・モーニングニュース』に、『ワシントン・ポスト』からの転載で、「日本の安倍晋三首相が憲法第9条の解釈を変えて、集団的自衛権行使の限定容認を目指している」という記事が掲載されていた。

 日本国憲法は、前文や第9条を中心とした平和主義から「平和憲法」とも呼ばれている。だから、行使容認に反対する面々は「安倍首相は平和主義を終わらせる。許せない!」と騒いでいるようだが、「平和ボケ」というか、まったく現実の脅威を理解していないと思うんだ。

 中国の共産主義者は、沖縄県・尖閣諸島について「俺たちのものだ!」と事実無根の主張をして、連日のように周辺海域に艦船を侵入させている。東シナ海上空では、空対空ミサイルを搭載した中国の戦闘機が、自衛隊機に異常接近する挑発行為まであった。好戦的な彼らは、南シナ海でもベトナムやフィリピンの領土や領海を強奪しようとしているよな。

 北朝鮮の共産主義者は、核とミサイルをひそかに開発して「東京を火の海にしてやる」と恫喝している。何の罪もない中学1年生だった横田めぐみさんを強引に連れ去り、37年間も返さないなど、100人以上といわれる日本人を拉致して、平然としている。

こんな現状を目の当たりにして、国と国民を守るための行動を起こさない国家指導者がいたら、それこそ失格だ。米国の大統領がそんなヤツだったら、俺は「腰抜け、恥を知れ!」と怒鳴りつけてやるぜ。

 日本の信頼すべき友人に確認したが、安倍首相がやろうとしていることは、「一国だけで平和を守ることはできない」という認識のもと、憲法の平和主義を守りながら、「自国の安全に重大な影響を及ぼす可能性があるとき、限定的に集団的自衛権を行使する」というものだ。イザというときのため、米国などと協力できる法整備を進めるというのだから、オバマ米大統領も「歓迎・支持する」と語ったという。当たり前じゃないか。

 これに対し、中国は「日本が集団的自衛権を行使するなんて危険だ!」と反対しているようだが、実に分かりやすい。尖閣を含む、東シナ海や南シナ海をわが物にするには、都合が悪いようだ。中国とソックリな反対論を主張している政党やメディアの魂胆・背景も興味深い。彼らの正反対をやれば、日本はもっといい国になるぜ。

 安倍首相は、中国や北朝鮮の脅しにも屈せず、国家のリーダーとしてやるべきことをしている。素晴らしい愛国者だ。

 親愛なるみなさんと、俺の信頼する「日いづる国」日本に神の祝福がありますように。米国に神のご加護がありますように。

 では、また会おう!

 ■トニー・マラーノ 評論家。1949年生まれ。テキサス州在住のイタリア系米国人。サラリーマンを定年退職後、さまざまなニュースについて動画サイト「ユーチューブ」などで連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる“悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。