天皇皇后両陛下ご動静。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 

田植えをされる天皇陛下=23日、皇居・生物学研究所わきの水田(宮内庁提供)

蚕に繭作りをうながす「上蔟」の作業をされる皇后陛下 =平成26年5月23日、皇居・紅葉山御養蚕所 (宮内庁提供)


(23日・金/宮内庁発表分)

 【午前】

 皇后陛下 ご養蚕《上蔟行事》(皇居・紅葉山御養蚕所)

 両陛下 宮内庁総務課長から説明お受けに《地方ご訪問について》(皇居・御所)

 【午後】

 両陛下 勤労奉仕団ご会釈(皇居・蓮池参集所)

 両陛下 宮内庁の新規採用職員が拝謁(御所)

 陛下 ご執務(御所)

 陛下 お田植え(皇居・生物学研究所)


天皇陛下は23日、皇居内の水田で田植えをされた。植えられたのは、陛下が種もみから育てられたうるち米「ニホンマサリ」ともち米「マンゲツモチ」の苗計100株。グレーの開襟シャツ、散策ズボン、長靴姿の陛下は、水田に入って1株ずつ丁寧に植えられた。秋に稲刈りが行われ、新嘗祭(にいなめさい)など皇室の神事に使われる。

皇居内の生物学研究所脇にある水田で田植えをされる天皇陛下=23日(宮内庁提供)


 皇后陛下は23日午前、皇居内の紅葉山御養蚕所で、繭を作り始める直前の蚕を、わらなどで編んだ「蔟(まぶし)」と呼ばれる網に移す「上蔟(じょうぞく)」の作業をされた。皇后陛下は6センチほどに育った日本純産種の蚕「小石丸」を手に取り、ご自身が編んだわらの網に移された。蚕は網の中で糸を吐き、4日ほどで繭になるという。