【美味しんぼ鼻血表現】
産経ウェスト
12日発売の週刊ビッグコミックスピリッツに掲載された「美味しんぼ」。東日本大震災のがれきを受け入れた大阪市で鼻血などの訴えが出ていると描写している
震災がれき受け入れの大阪市も抗議「(焼却場近くの住民に症状の)事実ない」
12日発売の小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」掲載の漫画「美味しんぼ」をめぐり、大阪府と大阪市は同日、東日本大震災のがれきを受け入れた同市此花区の焼却場近くの住民が「鼻血などの症状を訴えた」と表現したのは事実と異なるとして、小学館に抗議文を郵送したと発表した。
橋下市長&松井知事の連名で「医師会に確認、事実無根」
美味しんぼをめぐっては、東京電力福島第1原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出すなどの描写をめぐり、福島県双葉町が小学館に抗議文を提出するなど波紋が広がっている。
この日発売の号では、岐阜環境医学研究所の松井英介所長が焼却場近くの住民について「放射線だけの影響と断定はできないが、眼や呼吸器系の症状が出ている」「鼻血、眼、のどや皮膚などに、不快な症状を訴える人が約800人もあった」と説明している。
抗議文は松井一郎大阪府知事と橋下徹大阪市長の連名で、此花区や同区の医師会に確認したところ、多数の住民が症状を訴えている事実はないと強調。「市民生活を脅かす恐れのある極めて不適切な表現」として具体的根拠の開示を求め、場合によっては法的措置も講じるとしている。
小学館は「大阪市からの抗議文を抜粋した形で19日発売の号に掲載するので、そちらを見てもらいたい」としている。
「根拠薄弱、取材甘すぎ」橋下市長が批判
産経ウェスト12日発売の小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」掲載の漫画「美味しんぼ」で、東日本大震災のがれき処理を受け入れた大阪市で住民の多くが鼻血などの症状を訴えていると表現されたことをめぐり、大阪市の橋下徹市長は同日、「漫画なので基本的には自由だが、根拠のない話だと表現の自由の範疇(はんちゅう)外。取材が甘すぎるのではないか」と指摘した。
同市と大阪府は同日、小学館に抗議文を郵送。橋下市長は「福島の状況も考えて、作者にはみんなが安心でき、元気になるようポジティブな面で力を発揮してもらいたい」と求め、「(「美味しんぼ」での描写は)根拠薄弱で作者のためにならない」とも述べた。
この日発売の号では、同市此花区の焼却場近くの住民について「鼻血、眼、のどや皮膚などに、不快な症状を訴える人が約800人もあった」などと描写。抗議文では記載内容は事実と異なるとして、具体的な根拠の開示を求めている。
「鼻血、眼、のどや皮膚などに、不快な症状を訴える人が約800人もあった」=放射線被爆の因果関係は?根拠と証拠を出してみろよ!!
いわゆる「従軍慰安婦問題・強制連行」と通ずるものがあるな・・・。