天皇皇后両陛下ご動静。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 



土砂災害で自宅を失った町民らが暮らす北の山応急仮設団地を訪問し入居者に声をかける天皇陛下。=2月28日午後2時18分、東京都大島町(代表撮影)

(28日・金/宮内庁発表分)

 【午前】

 両陛下 羽田空港から飛行機で大島空港へご移動

 両陛下 東京都知事、都副知事、大島町長より被災状況などご聴取(東京都大島町・町役場)

 両陛下 復興尽力者おねぎらい

(同)

 【午後】

 両陛下 ご会食《都知事、都副知事、都議会議長、町長、町議会議長、都大島支庁長》(同)

 両陛下 被災地域ご視察(大島町・元町神達地区)

 両陛下 被災者お見舞い(同・北の山応急仮設住宅)

 両陛下 都知事、都議会議長、町長、町議会議長からあいさつ(同・大島空港)

 両陛下 大島空港から飛行機でご帰京

 陛下 ご執務(皇居・御所)



両陛下、伊豆大島ご訪問 仮設の被災者らねぎらわれる


 天皇、皇后両陛下は28日、昨年10月の台風26号による土石流災害で39人の死者・行方不明者が出た伊豆大島(東京都大島町)を日帰りでご訪問。仮設住宅で被災者らを見舞い、復興に尽くしている人々の苦労をねぎらわれた。

 特別機で同島に入った両陛下は、25世帯54人が入る「北の山応急仮設団地」を訪ね、集会所に集まった被災者らの話に、腰をかがめ耳を傾けられた。娘の那知芳枝さん(45)を亡くした那知雄司さん(75)が「娘の夫も行方不明のまま」と涙を浮かべると、陛下は「心配でしょうね」とうなずかれた。

 これに先立ち、犠牲者が集中した元町神達地区で家屋跡やつぶれた自動車などが残る現場を視察、黙とうをささげられた。川島理史(まさふみ)町長によると、陛下は荒れ地のように広がる現場に「家の跡ですか」「広い範囲ですね」と話されたという。


台風26号の大雨による土石流の被害を受けた元町神達地区を視察される天皇、皇后両陛下 =28日午後1時44分、東京都大島町(代表撮影)