井上和彦さん
中韓と正反対の声がある事実、アジアが賞賛する日本とあの戦争
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20131229/enn1312290725000-n1.htm★井上和彦さん「日本が戦ってくれて感謝していますアジアが賞賛する日本とあの戦争」産経新聞出版1365円
インドやフィリピン、台湾など大東亜戦争の戦跡をたどり、アジアから日本への感謝と賞賛の声を綴ったルポルタージュ。9月末発売で、すでに9刷り7万部を突破した。読者からは「涙が止まらない」「日本人としての誇りを持てた」といった感想が絶えないという。何が人々の心を捉えているのか。著者に聞いた。(文・写真 福田哲士)
──なぜこれほど読まれているのでしょうか
「『アジアは中国と韓国だけじゃない!』と帯にあります。中韓の日本バッシングは年々過激になっているにもかかわらず、なぜその『反日』の声ばかりが取り上げられるのか。どうもおかしいと、誰もが思っていたのでしょう。本書では『中韓と正反対の声がある事実』を紹介しています」
──アジアの声はどれも心を打ちます
「インドやフィリピン、パラオ、マレーシア、台湾と旅をして、体験してきた事実を淡々と書きました。笑顔で日章旗を振るフィリピンの子供たちや、日本兵を讃える歌を今も歌い継ぐインドの人々などの姿を知ってもらえれば、まず驚きがあり、次に『なぜ彼らが親日なのか』を考えることになるでしょう。親日国が多いのには理由がありますから」
──「あの戦争が何だったのか」ということを直視したこと。また、日本軍の規律正しさですね
「アジアの方々はそれを日本人よりよく知っていて、語り継いでいます。よく『号泣しました』と感想をいただきますが私も現地で号泣しました。日本人なら自然に涙があふれてきます。安倍首相が靖国参拝されましたが当たり前。中韓にあれこれ言われる筋合いはありません」
──ほかにはどんな反響が
「感想のハガキは1000枚近くにもなったといいます。80歳以上のあの戦争を体験された方からは、『戦友にやっと顔向けできる』『この本の通りだった』『死ぬ前に真実を読めてよかった』と。戦後70年、あの戦争を戦った同胞への心ない言葉に、じっと黙して来られたのでしょう。間に合ってよかった」
──なぜ本当のことが言えなかったのでしょうか
「戦後の軽薄な平和主義の中では、あの戦争の悪い面、反省ばかりが語られてきました。信じ込まれてきた歴史認識の陰で、真実の声が抹殺された。異論を許さない空気がありました。そうした声なき声や思いを伝えることができたのなら嬉しいと思います」
──次世代にも伝えなければならないですね
「読者層は高齢者だけでなく、10代も含んで幅広いそうです。子供を持つ母親からの『学校では正反対のことを教えている』『真実を知った。子供たちに読ませたいので学校に置いてほしい』との声も多い。戦後、学校で教えなかったことばかりですから、頭を空っぽにして読んでほしいものです。そうすれば、真実は何かということが見えてくる」
──日本は変わりますね
「この本が少しでも役立てば嬉しい。朝日新聞の部数を抜くまで頑張ります(笑)」
■あらすじ インド、フィリピン、パラオ、台湾、マレーシアをめぐり、体験した大東亜戦争の真実。「日本兵が命がけで戦ってくれた」「私の国は日本のおかげで独立できた」…。どこを訪れても、聞こえてくるのは日本を賞賛する声ばかりだった。黙殺されてきたアジアの“本当”の声を知り、日本人としての自信と誇りを取り戻すことができる1冊。
■井上和彦(いのうえ・かずひこ) ジャーナリスト。1963年、滋賀県生まれ。法政大学社会学部卒業。専門は軍事・安全保障・外交問題・近現代史。歯に衣着せぬ発言で難解な軍事問題などを分かりやすく解説することから“軍事漫談家”の異名を持ち、テレビ出演も多数。2013年より「国民の自衛官」選考委員。主な著書に、『国防の真実 こんなに強い自衛隊』『東日本大震災 自衛隊かく闘えり』(双葉社)など。
- 日本が戦ってくれて感謝しています アジアが賞賛する日本とあの戦争/井上和彦
- ¥1,365
- Amazon.co.jp