「尊い犠牲を無にしない」
首相、自衛隊殉職隊員追悼式に参列。
安倍晋三首相は26日午前、防衛省で自衛隊の殉職隊員追悼式に参列し「御霊(みたま)の尊い犠牲を無にすることなく、そのご遺志を受け継ぎ、わが国の平和と独立を守り、世界の平和と安定に貢献し、よりよい世界を作るため全力を尽くす」と追悼の辞を述べた。
式には、小野寺五典防衛相や遺族ら約500人が参列した。トラックの整備中にタイヤの破裂事故で亡くなった女性陸士長=当時(20)=ら、新たに9柱(防衛医科大学校1柱、陸自5柱、海自3柱)の名簿が慰霊碑に奉納された。殉職隊員は昭和26年度以降、今回を含めて計1840柱となった。
式は防衛相の敷地内にある慰霊碑地区で営まれる予定だったが、台風の接近に伴い屋内に会場を移した。