陸幕長に岩田北部方面総監、航空総隊司令官は中島空将
岩田清文氏
小野寺五典(いつのり)防衛相が陸上自衛隊トップの君塚栄治陸幕長の後任に、北部方面総監の岩田清文陸将を充てる人事を固めたことが1日、分かった。航空幕僚長に就く航空総隊司令官の斉藤治和空将の後任には、航空幕僚副長の中島邦祐空将を充てることも固まった。発令は22日の見通し。
航空総隊は部隊運用の中枢で総隊司令官は空自ナンバー2。日米の連携強化のため平成24年に司令部を空自府中基地(東京都府中市)から米軍横田基地(福生市など)に移転した。
陸幕長には当初、東部方面総監の渡部悦和陸将を起用する方針だったが、陸海空3自衛隊による統合運用強化の流れを受け、統合幕僚副長も務めた岩田氏に変更した。岩田氏は防衛大卒。昭和54年に陸上自衛隊。第7師団長や統合幕僚副長を経て平成24年7月から現職。徳島県出身。