中山成彬オフィシャルブログ・立て直そう日本~この国を守る覚悟を~ より。
韓国外相が歴史は韓国人の魂だと言って日本人の歴史認識を非難している。厚かましいにも程があるが、それでは日本人の魂とは何だろう。17世紀からの欧米諸国の植民地政策にアジア、アフリカの人々は搾取され、人間扱いされていなかった。日本は幸い、先人の知恵と勇気で植民地にされるのを免れた。古来、権力ではなく権威で治めてきた歴代天皇の下、日本人は公民としての誇りと平等意識が強かった。しかし、明治維新後、不平等条約の改正で難儀し、アメリカの日本移民排斥運動等で差別されるなど、日本人への差別に対する不満が高まっていった。第一次世界大戦後、パリ講和会議で日本は人種差別撤廃を提起したが、米のウィルソン大統領に拒否された。日本が人種差別反対、植民地解放を掲げて大東亜戦争を戦ったお陰で、アジアやアフリカの独立気運に火をつけ、日本は敗れたが、戦後それらの国は次々に独立を果たした。そして、それらの国が晴れて国連等の国際機関に代表を送れるようになった。黒い人々が堂々とレストランなどの公の場に出入りするのを見て、それまで排斥されていたアメリカ国内の黒人達も入れるように主張し始め、公民権運動が起こって選挙権も認められ、ついにはオバマ大統領が誕生するに至った。私がアメリカに滞在した40年前まではまだ黒人差別が色濃く残っていた。今アメリカでは混血が進み色の白い黒人も増えたが、最初は結婚でそうなった訳ではない。男の奴隷は鎖に繋がれ一生独身。白人が黒人の女に産ませた子供は自分の子でも奴隷で奴隷小屋。アメリカ南部に行った時、大きな館の隅に立つ小屋群を見たことがある。日本の江戸時代は商人がお妾さんに産ませた子も出来が良ければ跡継ぎにした。福沢諭吉の有名な言葉「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」、これこそが日本人が本来持っている人間は生まれつき平等であるという気持ちではないか。差別されたとき日本人は怒る。この平等精神こそが世界に誇る日本人の魂ではなかろうか。世界に稀な気高い精神を持つ日本人は自信を持っていい。