野田佳彦が歌います!東京ブルース!
昨秋、衆院解散 で悪夢の民主党政権に終止符を打った男だもの、少しは野田前首相を評価してもいい。しかし、解散 してやったじゃないか、といつまでブタ顔、いやドヤ顔で自慢するのだ。しかも、選挙制度改革の実現と引き換えに解散 したと、平気で嘘をつく。冗談じゃない。
当時、野田政権の支持率は10%を下回っていた。党内は混乱し、次期首相候補として細野モナ男の名が上がった。野田氏は千葉県船橋市議の実弟による公金横領スキャンダルが明るみに出て窮地に陥った。周囲を見渡せば、維新はまだ選挙準備不足。小沢の生活も地盤固めにもたついていた。
加えて未確認情報ながら、外務省 も知らない独自の極秘ルートで北朝鮮 と闇交渉を進め、拉致被害者奪還の可能性もあったと聞く。早い話、自己保身と党利党略、朝鮮絡みの人気浮揚策の成功を期待して、解散 に踏み切ったのではなかったか。
今頃になって選挙制度改革を唱えるが、0増5減を三党で合意しながら、のちに態度を豹変し審議を拒否してきたのは民主党 だ。「歌の文句じゃないけれど、だました人が悪いのか、だまされた私が悪いのか・・・」などとヌカし、「だまされた」と被害者ヅラする野田氏の神経が分らない。
さて、その歌だ。どこかで聞いたことのある文句だが、思い出せないので、検索してみた。わかったぞ。往年の美人歌手、西田佐知子の「東京ブルース」だ。昭和39年と云うから、随分古い歌だ。
で、なぜ突然、この曲か。きっと野田氏自身が好きなんだろうが、「東京ブルース」ってところが笑える。東京都議選であれだけ惨敗すれば、哀愁漂うメロディを口ずさみたくもなる。民主党 にはブルースが似合う。