定家筆の古今和歌集ご鑑賞。
冷泉家の公家屋敷「冷泉家住宅」を訪れた天皇、皇后両陛下=23日午前、京都市上京区(代表撮影)
京都市にご滞在中の天皇、皇后両陛下は23日、平安末期から鎌倉初期の歌人、藤原定家の流れをくむ冷泉家の公家屋敷「冷泉家住宅」で、藤原定家が書写した国宝の古今和歌集などを見て回られた。
天明の大火で焼失したが、2年後の1790年に再建された冷泉家住宅は現存する最古の公家屋敷とされ、和歌に関する古文書など数万点を所蔵している。
両陛下は冷泉家25代当主の冷泉為人さん(69)の案内で、端午の節句飾りや歴代天皇による和歌の懐紙を見ながら和歌の内容や表装について楽しそうに話された。
夕からは国立京都国際会館を訪問され、世界生物学的精神医学会の国際会議開会式にご臨席された。