【手帖】ぴあから初の自衛隊見学ガイドック
自衛隊をもっとよく知りたいと思っている人たちに待望のガイド本が販売された。軍事ジャーナリストの井上和彦氏が監修した『自衛隊おでかけぴあ』(ぴあ・980円)だ。自衛隊のイベントに参加してみたいと思った人の「いつ?」「どこで?」「どうしたら参加できる?」の疑問に即座に答えてくれる。
実は自衛隊では年間を通して一般市民向けの公開イベントを開いていて、戦車や護衛艦に乗ったり、ブルーインパルスの曲技を見たりできる。抽選の平均倍率約30倍という人気の富士総合火力演習ではすさまじい爆発音と振動を文字通り体感でき、レジャーランドにはない唯一無二の体験が可能だ。そのほかファミリー向けのイベントも多数あるので、大型連休や夏休みに家族連れで見学するのもよいかもしれない。
相羽康行編集長は「東日本大震災のときに被災地で活躍する自衛隊が注目され、一般の人たちも自衛隊に関心を持つようになったのが刊行のきっかけ。自衛隊のイベントを紹介したレジャーガイドは本書が初めてではないか」と話している。
自衛隊装備の基礎知識や自衛隊カレーをはじめ限定グッズなど、自衛隊に関するさまざまな情報を満載している。付録として入間基地航空祭、自衛隊観艦式、富士総合火力演習、自衛隊音楽まつりを収録したDVD(60分)も付いている。