【皇室ウイークリー】(267) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 









佳子内親王殿下、

「狭き門」の学習院大学教員育成学部へご進学。


草莽崛起:皇国ノ興廃此ノ一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ。 





宮内庁が公表した今週(17~22日)の天皇、皇后両陛下のご日程は計14件あったが、すべて皇居内で行われた。赴任を控えた大使や帰朝した大使、外国大使の夫妻を招いてのお茶、午餐の機会が計4回あり、お忙しく過ごされた。

 宮内庁の小町恭士東宮大夫は22日の定例会見で、12日からインフルエンザのため学習院初等科を休んでいた皇太子ご夫妻の長女、敬宮愛子さまが、19日の3時限目から登校を再開されたと発表した。同じく体調不良だった皇太子妃雅子さまについては、今週の前半に体調が「一層悪化」したものの、その後ご回復。現在はせきが少し残る程度となられているという。

 宮内庁は20日、今春学習院女子高等科を卒業する秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまが、学習院大学文学部教育学科に内部進学されることが決まったと発表した。

 学習院大によると、教育学科は4月に目白キャンパス(東京都豊島区)に新設され、小学校教員の育成を目的としている。内部進学については試験や面接はなく、高校での成績などにより選抜が行われたという。外部の志願者は836人で、合格者は110人という「狭き門」。内部進学の志願者数などについては公表していないという。定員は50人だが、入学者はもっと多くなることが考えられるという。

 「佳子さまは先生になられるのか?」というのが気になるところだが、宮内庁によると、「佳子さまは教育全般に興味をお持ち」だというが、現段階では小学校教員になることをどの程度目標にされているかは分からないと説明している。

 教育学科のカリキュラムには、農業などの「自然体験」や、ボランティアなども入る見通しという。

皇族が「先生」になることについては、三笠宮さまが複数の大学でオリエント史などについて講義をされていた例がある。皇太子さまも今年1月、学習院女子大で「アンコールワットと日本とのつながり」と題して9回目の講義をされた。

 また、城西国際大在学中の高円宮家の三女、絢子さまは、20歳を迎えた平成22年9月、保育士と社会福祉士になるための勉強に励んでいることを宮内庁を通じて公表されている。

 秋篠宮家では、長女の眞子さまが国際基督教大教養学部アーツ・サイエンス学科に在学中で、現在は英国に留学し美術などを学ばれている。長男の悠仁さまはお茶の水女子大付属幼稚園を今春卒園し、同女子大付属小学校に進まれるご予定で、学習院で学ばれているのは佳子さまのみだ。皇族で学習院大に進学されるのは、高円宮家の次女、典子さま以来となられる。入学式は4月8日。

 10日に急性白血病のため89歳で死去した高円宮妃久子さまの父、鳥取滋治郎(とっとり・しげじろう)氏の通夜が19日、葬儀・告別式が20日にそれぞれ東京都品川区の桐ヶ谷斎場で営まれた。

 宮内庁によると、侍従を通じて弔意を伝えていた両陛下は、葬儀に合わせて花と菓子を送られた。

 両日とも多くの参列者が訪れ、鳥取氏の長女・高円宮妃久子さまと長女の承子さま、次女の典子さま、三女の絢子さまが、喪主を務めた久子さまの母・二三子(ふみこ)さんとともに迎えられた。通夜には寛仁親王家の長女の彬子さまも参列された。

 参列者によると、通夜には宮内庁幹部や、鳥取氏が役員を務めた商社の関係者のほか、寛仁親王妃信子さまの兄の麻生太郎副総理、猪瀬直樹東京都知事、日本サッカー協会の川淵三郎最高顧問ら各界の著名人の姿もあったという。

各宮家は今週もさまざまな公務を果たされた。

 秋篠宮さまは18日、東京農業大の厚木キャンパス(神奈川県厚木市)での会議に出席された。20日には総裁を務める山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)の所員会議、東京大総合研究博物館での研究会にそれぞれ臨まれた。

 秋篠宮妃紀子さまは22日、「日本フラワーデザイン大賞2013」のため、日帰りで京都府を訪問された。

 常陸宮ご夫妻は22日、パレスホテル東京(東京都千代田区)で高松宮妃癌研究基金「平成24年度学術賞等贈呈式」に臨まれた。

 寛仁親王家の長女、彬子さまは「寛仁親王記念 丘のまちびえい 第36回宮様国際スキーマラソン」のため、16、17日にかけ北海道を、20、21日にかけては「秩父宮杯・秩父宮妃杯 第86回全日本学生スキー選手権大会」のため岩手県をそれぞれ訪問された。

 高円宮妃久子さまは16、17の両日、「第24回全国車いす駅伝競走大会」のため京都府を訪問する予定だったが、服喪中のため取りやめられた。18日には宮邸で日本学生協会(JNSA)基金の理事長を接見された。




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    日本学生協会基金での講演後、長女の高円宮妃久子殿下と歓談する鳥取滋治郎さん(左)

                                               =平成23年6月29日