夕刻の備忘録 様のブログより。
民主党には「政権担当能力」が無い、そうした評価を受けて先の選挙で敗退したことになっている。今さら、どの口で言うかと思う人物までもが、はじめから分かっていたことを、わざわざ今この時に口にすることで自らのアリバイ工作を行っている。
しかし、民主党に無いのは「政権担当能力」ではない、遙かにそれ以前の「政党構成能力」からして全く無いのである。党の綱領が未だに無い、未だに作り得ないことが、その歴々たる証拠である。まともな政党として運営していく能力さえ無い連中が、どうやって国家経営を行うというのか。
およそ四年前、世情に敏感な官僚達が、次期政権となり得る可能性が極めて高いと考えた民主党に対して、静かに接近していった事実がある。これはマスコミでも報じられていた。ただし、その時の論調は、来る民主党政権に対する云々ではなく、「官僚からも見捨てられた自民党」という形のものであった。自民党さえ潰せれば、あとはどうでもいい、というマスコミの腹の底が透けて見える煽り文句であった。
確かに利に賢い官僚達が、次の政権に接近することは当然のことであろう。車を運転しても「右折」は恐いからと「左折」ばかりして、一向に目的地に着かない官僚もいるので、自らの秘めたる政治信条に近い連中が、遂に政権の座を奪おうとしていることに、小躍りしていた者も少なくなかったかもしれない。
しかし、その内実は自らの利権でもなく、信条によるものでもなく、「不安」だったのではないか。国家を破壊しかねない、いやその能力からして明らかに国益を毀損する連中が、自分達の上司としてやってくる。まともな人間なら、これを不安視しない方がオカシイのである。馬鹿な上司を操って、この世の春を謳歌しようなどと考えるには、余りにも馬鹿すぎて、愚かすぎて、操るにも出来が悪すぎる連中である。操られるにも多少の才は必要なのである。
故にその不安を少しでも解消し、政権獲得以前に少しでも国家経営の何たるかを指導しようと、おずおずと接近した。それが実情ではないか、と当時より推察していた。この辺りの感覚は、普通の会社員でも持っているのではないだろうか。愚かな社長に会社を潰される前に、出来る限りのレクチャーをしておこう。生え抜きの社員なら、愛社精神が少しでもある社員なら、そう考えるだろう。
★ ★ ★ ★ ★
さよなら民主党、さよなら国賊どもよ。
民主党の最期、本当の最期の時を歴史に刻したのは、先の選挙ではない、来る参議院選挙でもない。今国会の代表質問、冒頭質疑である。その顔ぶれである。
自民党はあの「夏の選挙」での敗戦の直後から、総裁戦でのゴタゴタはあったものの、谷垣新総裁の下、一致結束し、党勢の立て直しと政権復帰後の青写真の策定に全力を挙げた。その間、谷垣は今の自民党の骨組みをサラリと作ってのけた。マスコミが報じる憲法改正を軸とする「右翼安倍自民」は、これまたマスコミのレッテルによるところの「左翼谷垣自民」により作られたレールの上に乗っているのである。これは安倍や谷垣が、如何にマスコミに印象操作されているかの証でもある。
若手の登用を行い、中堅の発掘にも積極的だった。そして、今の世の中から乖離した長老達の隔離、引退も着実に推し進めた。今の自民党の躍進があるのは、安倍麻生の積極的なハンドリングによるものであると同時に、谷垣を軸とした基礎設計が周到であったためである。
そして、その視点から民主党を見れば、何故「さよなら」と題したか、その理由がお分かり頂けるだろう。あの顔ぶれである。絶対に表に出て来てはならない顔が、一番最初に出て来たのである。呆れるより他にない。どのツラ下げて、どの口で言うかという連中が、堂々とそして相も変わらぬ口調で、下品な態度で出て来たのである。その醜態は、もはや公人のそれではない。飲屋なら表に叩き出され、バケツの水を頭からかけられるレベルである。まさに「一昨日来やがれ!」である。
こんな連中しか出せない、若手の台頭も無く、中堅の巻き返しもない。唯々「俺も元大臣だ」と言いたいだけの馬鹿が、連続攻撃で登場するのである。何故か極左政党から転じた女が、その中で堂々たる居場所を見付け、中核議員のような顔をして、テレビ画面に映り続けているのである。
流石に多くの国民も気付いたであろう。民主党には明日が無いことを。左翼の吹き溜まりであり、無能元大臣の静養地であり、それを押しのける若手もおらず、出て来たかと思えば、週刊誌片手に論じる古色蒼然たる手法で、失笑を買うだけの存在である。「女問題を追及したければ、自党の幹事長に先ず聞いてこい」とは言わない、「週刊誌ネタで議論したければ、自党の落選議員、赤い官房長官に聞いてこい」と言っておく。「マスコミ報道によって質問するなど最も拙劣なるやり方だ」と自分の過去は棚に上げ、堂々と吠えていたあの元官房長官にである。
何れ「首無し」や「子供」も、そして「マイナスイオン」も大きな顔をして討論の場に出て来るのだろう。支持者であろうとなかろうと、未だに民主党に「さよなら」を言えない人は、この半月の国会中継を見ればいい。その醜態には恐るべきものがある。誠に残念なことは、この悲惨極まる民主党の今が、グーグルアースでは見られないことである。
しかし、民主党に無いのは「政権担当能力」ではない、遙かにそれ以前の「政党構成能力」からして全く無いのである。党の綱領が未だに無い、未だに作り得ないことが、その歴々たる証拠である。まともな政党として運営していく能力さえ無い連中が、どうやって国家経営を行うというのか。
およそ四年前、世情に敏感な官僚達が、次期政権となり得る可能性が極めて高いと考えた民主党に対して、静かに接近していった事実がある。これはマスコミでも報じられていた。ただし、その時の論調は、来る民主党政権に対する云々ではなく、「官僚からも見捨てられた自民党」という形のものであった。自民党さえ潰せれば、あとはどうでもいい、というマスコミの腹の底が透けて見える煽り文句であった。
確かに利に賢い官僚達が、次の政権に接近することは当然のことであろう。車を運転しても「右折」は恐いからと「左折」ばかりして、一向に目的地に着かない官僚もいるので、自らの秘めたる政治信条に近い連中が、遂に政権の座を奪おうとしていることに、小躍りしていた者も少なくなかったかもしれない。
しかし、その内実は自らの利権でもなく、信条によるものでもなく、「不安」だったのではないか。国家を破壊しかねない、いやその能力からして明らかに国益を毀損する連中が、自分達の上司としてやってくる。まともな人間なら、これを不安視しない方がオカシイのである。馬鹿な上司を操って、この世の春を謳歌しようなどと考えるには、余りにも馬鹿すぎて、愚かすぎて、操るにも出来が悪すぎる連中である。操られるにも多少の才は必要なのである。
故にその不安を少しでも解消し、政権獲得以前に少しでも国家経営の何たるかを指導しようと、おずおずと接近した。それが実情ではないか、と当時より推察していた。この辺りの感覚は、普通の会社員でも持っているのではないだろうか。愚かな社長に会社を潰される前に、出来る限りのレクチャーをしておこう。生え抜きの社員なら、愛社精神が少しでもある社員なら、そう考えるだろう。
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さよなら民主党、さよなら国賊どもよ。
民主党の最期、本当の最期の時を歴史に刻したのは、先の選挙ではない、来る参議院選挙でもない。今国会の代表質問、冒頭質疑である。その顔ぶれである。
自民党はあの「夏の選挙」での敗戦の直後から、総裁戦でのゴタゴタはあったものの、谷垣新総裁の下、一致結束し、党勢の立て直しと政権復帰後の青写真の策定に全力を挙げた。その間、谷垣は今の自民党の骨組みをサラリと作ってのけた。マスコミが報じる憲法改正を軸とする「右翼安倍自民」は、これまたマスコミのレッテルによるところの「左翼谷垣自民」により作られたレールの上に乗っているのである。これは安倍や谷垣が、如何にマスコミに印象操作されているかの証でもある。
若手の登用を行い、中堅の発掘にも積極的だった。そして、今の世の中から乖離した長老達の隔離、引退も着実に推し進めた。今の自民党の躍進があるのは、安倍麻生の積極的なハンドリングによるものであると同時に、谷垣を軸とした基礎設計が周到であったためである。
そして、その視点から民主党を見れば、何故「さよなら」と題したか、その理由がお分かり頂けるだろう。あの顔ぶれである。絶対に表に出て来てはならない顔が、一番最初に出て来たのである。呆れるより他にない。どのツラ下げて、どの口で言うかという連中が、堂々とそして相も変わらぬ口調で、下品な態度で出て来たのである。その醜態は、もはや公人のそれではない。飲屋なら表に叩き出され、バケツの水を頭からかけられるレベルである。まさに「一昨日来やがれ!」である。
こんな連中しか出せない、若手の台頭も無く、中堅の巻き返しもない。唯々「俺も元大臣だ」と言いたいだけの馬鹿が、連続攻撃で登場するのである。何故か極左政党から転じた女が、その中で堂々たる居場所を見付け、中核議員のような顔をして、テレビ画面に映り続けているのである。
流石に多くの国民も気付いたであろう。民主党には明日が無いことを。左翼の吹き溜まりであり、無能元大臣の静養地であり、それを押しのける若手もおらず、出て来たかと思えば、週刊誌片手に論じる古色蒼然たる手法で、失笑を買うだけの存在である。「女問題を追及したければ、自党の幹事長に先ず聞いてこい」とは言わない、「週刊誌ネタで議論したければ、自党の落選議員、赤い官房長官に聞いてこい」と言っておく。「マスコミ報道によって質問するなど最も拙劣なるやり方だ」と自分の過去は棚に上げ、堂々と吠えていたあの元官房長官にである。
何れ「首無し」や「子供」も、そして「マイナスイオン」も大きな顔をして討論の場に出て来るのだろう。支持者であろうとなかろうと、未だに民主党に「さよなら」を言えない人は、この半月の国会中継を見ればいい。その醜態には恐るべきものがある。誠に残念なことは、この悲惨極まる民主党の今が、グーグルアースでは見られないことである。