★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2013.01.17) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 






草莽崛起:皇国興廃此一戦在各員一層奮励努力。 







救出運動-今年の総括と今後の展望-東京連続集会70報告3




西岡 ありがとうございました。それでは1月1日から短波放送で北朝鮮地域に送る自由北韓(北朝鮮)放送の、被害者への呼びかけを公開録音させていただきます。

飯塚繁雄 北朝鮮でずっと長い間待っている被害者の皆さん。そして私は田口八重子の兄である飯塚繁雄です。日本からのこういった放送は聞かれているかもしれません。そして是非聞いてほしいという気持もあります。

 八重子については、お前が置いていった二人の子どもはもう立派に成人して、上のお姉ちゃんは子どもが産まれ、元気で育っています。また生まれた赤ちゃんが八重子にそっくりなんですね。ですからそういう意味では、お前のことは絶対忘れないと兄弟たちは皆そう思って帰りを待ってます。

 しかしながら北朝鮮は、日本と違い非常に環境も悪く、栄養もとれない状態もあるでしょう。寒さに耐えることも大変でしょう。そういったことを思うと可哀想でならないんです。早く日本の国に帰ってきて、家族とともに過ごせる日をずっと長い間待ち続けているし、また帰国に対する我々の兄弟、あるいは他の人たちの家族の皆さん、そして国民のみなさんがこの問題を早く解決して皆さんを日本に連れて来いという大きな怒りとともに、協力をしていただいています。

 とにかくあの国ですから、身体だけはまず健康でいて待っていてください。これ以上我慢しろ、待っててくれというのは酷かもしれませんが、きっと帰れる、きっと兄弟あるいは子どものところに帰れるという思いを強く持ってもらって、もう少しです、もう少しですから頑張ってください。

 日本の人たちが皆さん応援してます。そしてまた北朝鮮にいる被害者の方々の交流などもあればいいなあとも思ったりしています。兄弟は今元気で頑張っています。親は亡くなりましたけれども、今度は兄弟、そしてお前たちの子ども、皆待っています。

 とにかく病気をしないでもうちょっと頑張ってください。


横田滋 めぐみちゃん元気にしてますか。去年、めぐみのために新潟で同級生の方がチャリティ・コンサートを開いてくれたんですよ。それとは別に、12月に飯野ホールで、合唱の会が開かれて、その時に新潟からもたくさんの方が来てくださって、東京にいる新保さんなんかも出てきてくれました。

 それからめぐみちゃんが帰ってくるまでということで、1年生の時の合唱コンクールで優勝した「翼をください」というのを歌ってくれたんですよ。皆さん、新潟の方を初め、めぐみのことについて1日も早く帰ってくることを待っています。

 それから哲也、拓也たちの子どももみんな大きくなって、もう中学生が二人になりました。みんな元気に暮らしていますから、1日も早くめぐみちゃんが帰ってきて、皆と一緒にお話ができる日が来ることを望んでいます。

 お父さん、お母さんも80になってしまいましたけれど、元気にやっていますからそれは心配しないでください。

 北朝鮮は寒いと思いますから寒さ対策も考えてください。会える日を楽しみに待っています。元気でいてください。


横田早紀江 北朝鮮にいるめぐみちゃん、こんにちは。今何をしていますか。35年間もあなたと会えなくて、何とかしてあなたを救い出したくて、たくさんの拉致被害者の方のお母さんやお父さんと一緒に、全国の方にお願いして、署名をしていただいて政府に訴え、そして一生懸命講演会をしてあなたたちのことを国
民の方に話して、救出をするために頑張ってきました。

 何年経っても、めぐみちゃんの顔も声も接することができなくて、本当に悲しい思いです。めぐみちゃんが置いていったすべてのもの、あの頃に使っていたソファーとか食堂のテーブル、椅子、そしてあなたと一緒に買った小さな桃の木がもう4鉢にもなって大きく育って、天井の辺まで高くなっているのがベランダにありますよ。

 こんなに大きくなる桃の木を見て、きっとめぐみちゃんもこんな風に元気で育っているんだなあと、お母さんは常に、早く帰ってきてと祈っています。

 拓也たちも、子どもはみんな男の子なんだけど、ちょうどあなたがいた頃の、拓也と哲也くらいの年になって、こんなことをしてたなあ、あんなことをしてたなあと色んなことを思い出しています。

 冬は雪が降ると、めぐみのことが思い出されて、新潟の海岸とか、護国神社とか、あの辺のことを思うだけで、お母さんはもう本当に気が狂いそうになるんです。

 煙のように消えてしまっためぐみちゃん、だけどあなたが北朝鮮の平壌にいるということがもう分かっています。そしてたくさんの人が、めぐみちゃんと同じように、北朝鮮に住んでいるということも分かってきました。

 政府も一生懸命に助けようと考えています。北朝鮮にいても幸せになってほしいと思っています。平和が一番ですから、お父さんやお母さんは、あなたが帰るまで一生懸命頑張りますから、身体をこわさないように頑張って待っててね。お願いします。


増元 るみ姉、照明です。また厳しい冬が来てしまいました。僕も北海道にいたから零下20度という寒さは想像できます。それに暖がとれない寒さというのは厳しいものだと思うけれども、ここまで来たんだから、今年の春、安倍政権になって必ず動きが出るだろうし、取戻すことができると思うので、頑張ってください。

 るみ姉、覚えているかなあ。昭和49年、僕が大学に入った時、姉ちゃんがくれたこの時計。今でもちゃんと動いています。いまもずっと集会などでは、必ずこの時計を着けてるみ姉とともに活動しています。

 その思いが通じることを私は願っています。先日コンサートで、支援する人たちと皆で「あなたを忘れない」という歌を歌いました。

 あなたたちが片時も故郷を忘れないように、私たちも片時も皆さんを忘れない。皆さんの夢がかなうようにという思いで、みんな涙ながらに歌っていましたけれど、この涙が喜びの涙になるように、お互いに頑張って、生き抜いてください。生き抜いて、生き抜いて、そして母ちゃんに会えるまで生き抜いてください。


本間 北朝鮮にいる八重子。八重子の目撃情報というのは毎年出ているよ。これは必ず生きているんだという私たちの気持を強くするものです。今、その情報というのは、めぐみちゃんと同じく、平壌にいるという話です。

 今東京は結構寒いです。それ以上に寒いところで八重子が我慢しているのかと思うと、本当に耐えられない気持です。八重子の子どもの耕一郎も彩(あや)も元気です。耕一郎はまだ結婚してないけども、彩は子どもを産んで、お前の孫ができているんですよ。

 そして八重子たちを救おうというたくさんの人たちのコンサートが12月22日にありました。その中には、歌っている中には、進(次兄)の奥さんや、うちの母さんや、たくさんのお前が知っている人たちが歌ってます。それを今聞かせるから。「あなたを忘れない」という題名の曲です。それは集会でいつもカメラ
を廻してくれている稲川さんという人が作詞作曲をした曲です。是非聞いてください。時間の許す限り流します。


◆北朝鮮は韓国から大規模支援が取りにくくなった-朴槿惠政権

西岡力・救う会会長

 まずこのラジオの代表の金聖●(王へんに文)さんは、この間の国際セミナーにも来てくれました。私が委員長をしている自由北朝鮮放送支援委員会のカンパとして今年もたくさんのお金が集まり、それを伝達してきました。

 苦しい中ですが、脱北者の人たちだけで放送をしている中で、拉致問題についても継続的に放送してくださっています。皆さんにも宜しくということでしたので、ご報告しておきます。

 それでは少し情勢についてお話します。まず韓国の選挙ですが、ご承知の通り朴槿惠(パク・クネ)候補が当選しました。韓国は12月が選挙で、新政権は2月に発足します。もう少ししたら政権引継ぎ委員会ができて、引継ぎ作業が行われるということです。

 実は、ほとんど差がなくて、4000万人くらい有権者がいるんですが、投票率75%で3000万人くらいが投票しました。そして49対51くらいの差、100万票くらいの差で朴槿惠候補が勝ちました。

 相手の文在寅(ムン・ジェイン)候補は、在韓米軍撤退、国家保安法廃止、低い段階での連邦制による統一実現という、北朝鮮が言っていることと全く同じ統一政策を掲げています。

 彼は、盧武鉉大統領の秘書室長だったのですが、当選したら、盧武鉉時代のような一方的な無条件の援助が再開されるのではないかと危惧していました。そうなると、日本や国際社会が行っている経済制裁はほとんど効き目がなくなってしまう恐れがあったんですが、それは何とかまぬがれることができた。

 今、韓国も経済制裁に加わっているんです。韓国は、拉致・核・ミサイルを直接の理由とはしていなくて、天安艦が奇襲で爆沈させられたこと、延坪島への攻撃で民間人を含め殺されたことが理由です。

 今、開城公団で工場が動いていますが、それ以外の経済交流をみんな止めています。今北朝鮮を支えているのは完全に中国だけになっている状況ですが、今回、国連安保理決議に反してミサイル発射を行ったので、中国も安保理事会の常任理事国ですから、裏では支援をし続けていますが、しにくくなってきていることは間違いない。

 そういう中で、北朝鮮から見て、韓国から大規模支援が取りにくくなってきていることを視野に入れれば、より一層、日本に向いてくる確立は高まるのではないかと思って、少し安心しました。

 もちろん朴槿惠政権がどのような対北政策をとるかまだ未知数ですし、韓国の拉致問題まできちんと取り上げるかどうかまだはっきりしません。しかし少し希望的なことは、朴槿惠候補の北朝鮮人権問題補佐官という人がいまして、これは選挙戦で置いたんですが、その人は朴宣映(パク・ソニョン)前議員です。

 去年の12月に東京に来られて、日本の拉致問題にも関心があると言って、横田さんたちとわざわざ会ってくださいましたが、その方が今年の4月の選挙に出なくて、大学教授に戻られたんですが、実は朴宣映議員は北朝鮮人権問題、特に脱北者の問題にたいへん関心があって、今年2月、中国が脱北者を北朝鮮に強制送還していることに抗議して、ソウルの中国大使館前でハンガー・ストライキをやって、2週間水だけで、国会議員がテントを張って抗議し、最後は救急車で運ばれたという人です。

 私も一度そこに応援に行きましたが、「あなたも演説しなさい」と言われました。毎日午前と午後やっていたので、私も日本からの連帯の挨拶ということで演説をし、そして東京の中国大使館にも1回抗議に行きました。東京の中国大使館の警備はソウルよりも厳しくて、1回に5人しかだめだと言われて、三浦小太郎さんたちと一緒に行きました。

 そのように北朝鮮人権問題、拉致問題に非常に関心がある方が補佐官です。韓国は北朝鮮人権法をまだ通していないんです。アメリカが作り、日本が作ったんですが、韓国では法案は出ましたが野党の反対で通っていません。しかし、朴槿惠さんの公約で北朝鮮人権法を通すと言っていますので、拉致問題について韓国政府が自国の問題として取組む可能性は出てきたのかなと思ってます。

(つづく)



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