低高度、低速で日本の盲点突く。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





中国、領空侵犯で尖閣強奪の予行演習

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121214/plt1212141538009-n1.htm




 前代未聞の事態だ。沖縄県・尖閣諸島周辺の日本領空を中国機が侵犯した。統計がある1958年以来初めてで、中国公船の領海・接続水域の侵犯から、次なる手として領空まで“攻め”てきた。専門家は「尖閣奪取の予行演習の側面がある」と警告。日本は新たな局面に直面している。

 北朝鮮のミサイル発射と衆院選のまっただ中というこの時期、どさくさに紛れるように中国機が“奇襲”をかけた。

 13日午前11時6分ごろ、尖閣諸島の魚釣島南方約15キロ付近の上空を中国国家海洋局所属の多用途小型プロペラ機Y12が飛来した。

 自衛隊はレーダーで捕捉できず、海上保安庁の巡視船から連絡を受け、F15戦闘機8機とE2C早期警戒機1機を緊急発進(スクランブル)させた。だが、空自機が現場に到着したときは、中国機はすでに領空外に飛び去っていた。あわや空中戦になる寸前だった。

 海保巡視船が無線を使って「わが国領空内に侵入しないよう飛行せよ」と警告すると、中国機は「ここは中国の領空である」と回答。防衛省によると、機体には海洋監視船と同じ「中国海監」とういう文字が記されていたという。

 航空自衛隊元空将の佐藤守氏は「必ず来るとみていたが現実になった。狡猾なやり方だ」と指摘し、こう解説する。

 「侵犯した中国機はプロペラ機で低高度、低速で飛んだ。こういう飛び方をされるとレーダーではつかめない。そこを中国はあえて狙ってきた。日本の防衛のほころびをついてきた格好だ。中国は尖閣を自国の領土と思っているので、領海どころか領空を飛ぶのもごく自然なことと、とらえている。彼らは『飛んで当然』とのスタンスだろう」

 尖閣奪取のための予行演習とともに習近平総書記の体制固めとみるのは、中国情勢に詳しいジャーナリストの宮崎正弘氏。

 「海からでなく空からも尖閣を狙おうというもくろみがあるのは言うまでもないが、習氏にとっては『初の領空侵犯』ということに大きな意味がある。習氏は、8日から12日まで広東省で『海口』というミサイル駆逐艦に乗るなど大規模な軍事演習に参加した。そこには軍のトップがズラリと並び、その仕上げに日本への領空侵犯を行った」

 パフォーマンス的色彩も濃いが、宮崎氏は「軍の団結へのデモンストレーション。政権固めの目的もある。これからは軍事面で強攻策を取っていくという決意表明だ」と警戒する。

 中国は本気で尖閣を取ろうとしている。





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