おつるの秘密日記 より。
女川原子力発電所の高田純視察報告①
平成24年12月6日 に、仙台空港から、石巻、女川町を経て、発電所に、午後2時に到着しました。発電所長らからの震災当時の概要説明を受けた後、原子炉建屋内外を視察しました。
女川原子力発電所の高田純視察報告②
地震発生と同時に、原子炉核反応を自動停止した発電所は、炉心冷却作業に追われなか、地域住民の避難として、献身的に体育館を提供しました。それは6月まで続き、最大364人の女川町民が安全に避難生活しました。所員の食事を1日食にし、避難住民には2食を与えました
女川原子力発電所の高田純視察報告③
震源から120kmにある女川原子力発電所では、その瞬間、原子炉は自動停止し、9時間後には、100℃以下での冷温も達成しています。安全は完全に保たれました。日本の原子力安全技術の確かさを、女川は証明したのです。
女川原子力発電所の高田純視察報告④
3月11日震災当日女川原子力発電所3基のうち1号機3号機が運転中。3基の総発電量は、全宮城県の必要電力分に相当する東北の重要エネルギー施設。震源から120kmにある発電所では、地震波検知し、2基とも、瞬時に制御棒が自動挿入され、原子炉核分裂反応は自動停止した。14:46
女川原子力発電所の高田純視察報告⑤
女川の発電タービン は、 毎分1500回転でしたが、自動的に地震発生後10分で停止しています。観測された地震加速度 は568ガルで、想定をの基準振動Ssを一部超過した大きさでした。過去の最大値251ガルでしたが、原子炉の耐震性能に余裕があったのが、勝因です。女川はすごい
女川原子力発電所の高田純視察報告⑥
女川の発電タービン(高圧蒸気で回転する羽根車)は、大震動で破壊したのではと想像していましたが、安全に自動停止したのにも驚かされました。ただし、発電タービンの羽の一部分が擦れた跡があったことと、 タービンの据えつけ部分に歪が生じたことが判明しています。人いえば、指の捻挫か
女川原子力発電所の高田純視察報告⑦
女川原子力発電所は、3.11の巨大地震の震源の至近の海岸にありながら、地震と津波に耐えた唯一の施設です。しかも、発電の心臓部である原子炉は無傷と言っていいほどです。日本のエネルギー技術の安全性の高さを証明したと思います。
女川原子力発電所の高田純視察報告⑧
この施設が、今、再稼働に向けて、総点検とさらなる安全性能の向上に向けて補強されています。石橋を叩いて渡る東北電力の姿勢を、発電所長らの説明と行動からみました。加えて、大震災・大津波発生で、唯一生き残る頼もしい施設が原子力発電所なのだと実感しました。 東北復興を頼む。
女川原子力発電所では、所員は 食わねど、高楊枝。自分たちは、1日バナナ一本ながら、受け入れた女川町からの避難民には、日に2食を、無償で提供していました。えらいぞ発電所員。政府県からは食料の配給が全くない状態でした。自社の送電線点検用ヘリで、食料を配送した東北電力。