晩秋、心にしみる人の情け。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





西村眞悟の時事通信 より。




「斯くの如く、総選挙に臨む」、次に、「斯くの如く、街頭演説をした」とお伝えしてきた。
 そして、さらにお伝えしたいことがある。
 それは、この西村眞悟が、支えられているもの、だ。
 
 解散後、「斯くの如く総選挙に臨む」ことを決めたここ数日の間、郷里堺の人々に会い、全国の人々と連絡をとりあってきた。
 そして私は、お会いできた人、お話をすることができた人から、何をいただいたのか。
 
 それは、人の情けのありがたさだ。
 
 涙を流してくれる人がいた。なんでなんだと怒っている人もいた。昨夜にお電話をくれた方は、投票用紙には「西村眞悟」としか書きたくないと言われた。
 道ですれ違う人が、「あっ、西村さん、頑張ってや」とたびたび言ってくれた。
 皆、心配してくれていた。同時に、皆、励ましてくれた。
 嗚呼、僕は、この皆さんの思いに支えられてきたのだ、とあらためて、ありがたさがしみじみと心に満ちた。

 「太陽」と「維新」合流後の私の泉ヶ丘での街頭第一声(十一月二十三日)は、拉致被害者救出の呼びかけだった。まさにこれが我が国政の最大の課題だ。
 昨日(二十五日)の午後、八尾で行われた「もう待てない 直ちに拉致被害者全員を奪還しよう」(大阪ブルーリボンの会主催)集会に参加すると、
 私と同じように、この度の選挙の最大の課題は、拉致被害者救出だと演壇から獅子吼する講師の青山繁晴氏が、演壇から私を「西村さんが参加している」と会場に紹介してくださった。すると満席千五百名の参加者が拍手で迎えてくださった。
 集会終了後も、控え室で、私が励まさねばならない拉致被害者家族のご高齢の横田滋さんご夫妻や有本明弘さんご夫妻に、「お体に注意して頑張ってください」と励まされた。逆だ。

 本年春、久しぶりに刊行した新著の冒頭で、
「私は『我が日本』によって生かされ、またそのために死ぬのは喜びである」と書いた。
 その日本人は情の民族だ。それは、数学者の岡潔先生が指摘されたことだ。そして日本人の情は、悠久の昔から続く「日本」から生み出されている。
 この「日本」とは、万世一系の天皇を戴く和の国で、ここから日本人の情が生み出されているのだ。
 それ故、私は、この晩秋、
 心にしみる人の情けをいただき、
 祖国日本の情に支えられ、
 祖国から使命を与えられているのを感じる。
 
 このありがたさ、ここに記して思いをお伝えせずにはおれません。あらためて、
 万世一系の天皇を戴く祖国日本に生まれたことに、心より感謝し、
 人の情けのありがたさを思い、
 不肖の私を、今まで励まし支えていただいた皆様に深謝申し上げます。
 そして、
 今が、まさに祖国再興の混沌の前夜なのです。
 私は、ここに使命を見いだしているのです。
 このためには、石原慎太郎、平沼赳夫とともに、如何なる事にも耐えうるのです。
 切に、これからもどうかよろしくお願いいたします。



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