石原新党誕生。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





中山成彬オフィシャルブログ・立て直そう日本~この国を守る覚悟を~ より。





たちあがれ日本の拡大支部長会議に出席して来ました。報道されているように、たちあがれの発展的解消と石原さんを代表とする石原新党を立ち上げる事が決定されました。 維新の会との連携等に小異を捨てて大同につくことも確認されました。私は最後の頑張ろう三唱を指名されたので以下のような発言をして頑張ろうを発唱しました。

 「石原都知事の決意をお聞きして勇気と、やるぞというファイトが湧いてきました。 私は石原さんが言われた薩長連合の片方、薩摩の出身ですので石原さんの気持がよく分ります。まさに日本を救うために小異を捨てて大同につかなければなりません。第三極にとどまらず、第一党となって日本を引っ張っていかなければなりません。  

 今、保守という言葉は若い人には分かりにくくなってきました。私達はこれからは広く国民全体の支持を受けた「国民政党」であり、日教組や自治労といった一部の労働組合に支えられた「組合政党」と違うということを訴えるべきだと思います。そして新党の出発点として、「日本人としての自信と誇りを取り戻す」国民運動を起さなければなりません。日本列島を覆う閉塞状況を打破し、明るい日本を作るためにみんなで力を合わせて頑張りましよう。」

 私は維新とは特に外国人参政権やTPPについては反対の立場です。しかし、憲法改正や原発、消費税については十分詰められると思っています。何より、歴史観と国家観を共有できることが連携の基本です。そして、石原さんと橋下さんが共に主張される官僚支配を打破する事でまとまればいい。

 私は今の日本は「官僚独善体制」になっていると思います。官僚バッシングに続く民主党の脱官僚、政治主導によって、官僚達が指示待ち人間になり、最低限責任を問われないように自己保身に走っています。昔のように、国家を背負っているという矜持と責任感を持った官僚が少なくなっているように思います。

 日銀は現下の超円高をどう考えているのでしようか。円が高いというのは自分たちの手柄とでも思っているのかもしれません。今、実力不相応の円高で日本の企業は青息吐息、大赤字を出し、大量解雇、海外進出を考えざるを得ないところに追い込まれています。今はいくら金融を緩和しても民間は設備投資や業容を拡大しようという気運は生れません。日銀は前から私が言っているように、円を守って国を滅ぼしかねません。

 財務省も入るを計って出ずるを制すという均衡財政に拘り、歳出削減と増税に前のめりになっています。財務省としては当然考えなければならない事ですが、この経済悪化のなかでは日本経済の命とりになりかねません。景気を良くし、インフレ基調にして、税収を上げるほうがずっと財政状況は好転します。

 それにしても、大蔵省を財務省と金融庁に分離したのは失敗でした。財政と金融が一体となって景気対策はやるべきなのです。武藤日銀総裁誕生を財政と金融の両方を経験しているから「財金分離に反する」と言って反対した当時の野党民主党の馬鹿さかげんには今でも腹が立ちます。日銀総裁こそ、財政と金融のエキスパートであるべきで、もっといえば、世界経済も世界政治も一番よく分かった「ブライテスト」な人物でなければなりません。来春には総裁の任期がきます。今度こそ武藤日銀総裁の誕生を期待するゆえんです。

 石原さんのお話の中で、特に興味深かったのは日本の国を守るという強い決意でした。戦前の通州事件に言及され、自分の孫達が中国によってチベットやウィグルの子供達のように、残虐に殺されるのは絶対に許されないと言われました。世界制覇を狙う中国の意図をしっかり認識し、日米安保体制を堅持し、日本の自主防衛体制を強化することが急務です。オスプレイ反対の沖縄に中国から大量の資金と人員が投入されている事実を知らなければなりません。今の中国は二世紀遅れの帝国主義国です。反日愛国教育で育った世代が大層を占めるようになって、まさに日本危うしです。




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