支那海軍の空母・遼寧が就役した。たかがスクラップ同然の旧ソ連製ワリヤーグを改修しただけのポンコツだ、艦載する戦闘機もロシア 製の劣化コピーで実際に飛ぶ保障はない等々、評判は芳しくない。しかし、暴力的に海洋権益を拡大する近隣の敵国が、海軍力を強化したのは疑いようのない事実だ。
しかも支那は莫大な予算を投じて毎年軍備を拡充する一方だ。金さえ払えば、ヨーロッパの国々は支那相手に兵器や技術を売る。いずれは五星紅旗を翻らせた大艦隊が太平洋やアジアの海を縦横無尽に走り回る日を目指して、敵は一歩一歩、前進している。
今、眼前に現れた空母がポンコツだろうと劣化コピーだろうと軽視してはいけない。空母を保有した支那海軍は、日本にとって大きな脅威なのだ。野蛮な共産国家が東・南支那海を抑えれば、わが国が生命線を断たれて野垂れ死にする可能性すらある。まさに戦慄すべき事態と認識すべきだ。
さて、敵国の軍拡を指を加えて見ている必要はない。年々減少してきた国防費を一挙に2倍、3倍に引き上げ、兵器の刷新・充実と将兵の増員を図り度い。長期の防衛国債 を発行して軍拡に踏み切る手もある。日本は世界一豊かな金満国だ。その気になれば、支那の遼寧が裸足で逃げ出す日の丸空母が建設出来る。核もロケットも高度な技術を保有するから、核武装も即座に可能だ。
空母や核兵器はちょっと、と抵抗を感じる人もいるだろうが、それこそインチキな平和憲法(?)に毒されているのだ。そもそも軍備を語るのに、専守防衛 もへったくれもない。敵国から先制攻撃を受けたら、それだけでこちらの軍事力が半減する。敵が手出しの出来ないほど、充分な攻撃能力を示してこそ抑止力となり得る。「攻撃は最大の防御なり」、この至言を忘れてはならない。