自民党総裁としての最初の地方視察として、福島県にお伺いたしました。
昨夜福島県入りし、今朝6時半に出発し相馬市の仮設住宅を訪問し被災者の皆さんからお話を伺いました。
その後南相馬市を訪問し、双葉群の福島第一原子力発電所を視察しました。
我々自民党も、私自身も安全神話の上に政策を進めて来た事を反省しなければなりません。その責任の上で私の考えを申し上げます。
政府は収束宣言を出しましたが、地元の皆さんにとってはとてもそんな状況ではありません。
これからも原子炉を安定的に冷却し続けると共に、1-4号機の廃炉にむけた取り組みを安全に進めなければなりません。
そして国は県や市町村任せではなく、全面に出て市町村と調整しながら、線量に応じた区域見直し、中間貯蔵施設の設置、除染、インフラ復旧を国の責任で行うべきです。
そうした工程表を政府は示し、被災者の将来に対する不安に応えなければなりません。
市町村任せという今の姿勢では復興は進みません。
発電所を視察した際、現場で被曝しながら作業に携わっている方々の仕事振りを目の当たりにしました。
彼等に対し改めて敬意を表したいと思います。
(下の写真は4号機と免震重要棟内の作業員の方のご家族からの寄せ書きです)