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横田さん夫妻も年重ね、体は限界。

それでも「動くしかない」 拉致国民大集会





「いつ死んでもいいから、とにかくめぐみちゃんたちと一言話ができてから、私は死にたいと思っているんです。どのお父さんやお母さんもそうです」。2日に開かれた国民大集会で拉致被害者、横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(76)は訴えた。

 めぐみさんが「死亡」とされた平成14年の日朝首脳会談から、間もなく10年。その間、何度かの日朝協議はあったが、状況は進展しなかった。

 10年前に比べると、社会の関心も薄れつつある。今年6月に東京・新宿で行われた署名活動では、拉致事件の存在を知らない女子高校生に早紀江さんが歩み寄って説明し、署名に応じてもらうことがあった。

 父の滋さん(79)は今年11月で80歳。早紀江さんも70代後半となり、2人の体調は万全でない。19年9月に胆嚢(たんのう)の摘出手術を受けた滋さんはその年の11月に家族会の代表を退任。早紀江さんも腰や背中の痛みを訴えている。

 だが、2人に休息できる日はほとんどない。家族会結成からの15年で講演回数は1300回を超え、来年秋の講演まで予定に組み込まれている。

 疲労を感じながらも、2人が休みなく活動を続けるのは、「署名活動も講演もしないで、みんなが静かにしてしまったら、政府も動いてくれない」(早紀江さん)からだ。家族が直接被害者を救出できないからこそ、政府を動かすため、世論に訴えている。

国民大集会で、早紀江さんは聴衆に向け、「(北朝鮮に)こんなにばかにされながら、なぜ怒らないんでしょうか。もっと怒ってください。日本人の心として怒って、この国をもっと強い国に、温かい心をもった国にしてください」と支援を呼びかけた。

 被害者の早期救出を求める900万人超の署名の目録は滋さんから、野田佳彦首相に手渡された。「国民の声を重く受け止め、一日も早い解決のため、ご尽力いただきたい」と滋さん。めぐみさんへの強い思い、世論の支えが2人を突き動かしている。




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北朝鮮による拉致被害者の救出を呼びかける「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民大集会」に出席した横田夫妻=2日午後、東京都千代田区(松本健吾撮影)