昨日の続きだ。エントリの後半で「韓国 や中国 の八百長 バドミントンと『なでしこジャパン 』の決勝トーナメント進出戦略を同一視して、的外れなイチャモンをつける馬鹿ジャーナリストまでいた」と書いた。本当に呆れるほど大馬鹿な記事で、なでしこジャパン は奢っていると批判した上、「調子こいて生ぬるい試合をするチームは必ずしっぺ返しを食らう」とまであり、ななな何だこの野郎、折角、日本国民が心をひとつにして応援しているのに、何てことをぬかしやがると怒り狂ってしまった。
ところが、この記事を書いた広島晃さんと云うジャーナリストは、案外いい人なのかも知れないと認識を改めた。なぜなら、全国から嵐 のような抗議を受けた為か、本人が自分のブログで早速謝罪したのだ。deliciousicecoffeeさんの大人気ブログ「正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現」 によると「コメントの多くが、私のサッカーに対する知識不足、理解不足を指摘する内容でした。申し訳ありません。その通りだったと思います。陳謝します。」とひたすら詫びている。しかも「当面、サッカーについての記事は書きません」とまで述べた。かなり真剣に反省したに違いない。愚かさを素直に認める態度はなかなか潔い。
思うに、広尾さんも「なでしこジャパン 」の鮮やかなブラジル 撃破に感動して、自らの理解不足を恥じたのじゃないか。あれだけ凄い試合を見せられると、くだらない批判をしている自分の愚かさばかりが気になって、謝罪せざるを得ぬ心境に追い込まれたのだろう。スポーツの力は凄い。観戦者や評論家の感覚まで変化させる。
話はちょっと違うが、ロンドンオリンピックで着用する日本選手のユニフォームはちっとも素敵に見えなかった。真ん中の赤やピンクの縦線がベビー服を思わせたし、パジャマみたいなくつろぐ雰囲気で、戦う集団が着るべき服とは思えなかった。ところが、男女とも金メダル候補になるところまで勝ち進むと、あのネイビーブルーのユニフォームがとてつもなく素敵に見えてくる。自分でもレプリカを買って着てみたいくらいだ。
勝利するだけで、ユニフォームの印象まで違ってくる。認識が自然に変わり、おのれの浅はかさを嫌悪するばりだ。ベビー服なんて思ってしまいゴメンネと思うし、ジャーナリストの広尾さんも、なでしこの勝ちを見て同様に感じたのだろう。ま、そういうことだ。頑張れ、ニッポン!!