coffee様のブログ・正しい歴史認識・国益重視の外交、核武装の実現 より。

滋賀県警大津署
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120717-OYT1T00016.htm
大津自殺、暴行容疑などで同級生ら告訴へ
2012年7月17日07時04分 読売新聞
大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)がいじめを苦に自殺したとされる問題で、男子生徒の父親が、加害者とされる同級生らを暴行容疑などで18日にも大津署に刑事告訴することがわかった。
関係者によると、父親は、男子生徒の自殺後の昨年10、11月に計2回行われた全校アンケートに記述された校内での暴力などのうち立件できる容疑全てを捜査するよう求めるという。父親はこれまで計3回、同署に被害届を提出しようとしたが、受理されなかった。
父親らは同級生3人とその保護者、市を相手取り約7720万円の損害賠償を求め大津地裁に提訴。その中で同級生側は「いじめでなく遊びだった」などとして請求棄却を求める答弁書を提出している。
昨年、10月に2回、12月にも1回、合計3回受理を拒否した滋賀県警大津署が、今度は父親の被害届を受理するかどうか注目される。
私としては、7月14日付 と7月16日付 のブログ記事で説明したとおり殺人事件(他殺事件)だと考えている。
一方の、民事訴訟では、7月17日に第2回口頭弁論が行われるが、3少年全員が「遊びであり、いじめではなかった」とがいじめを否認することとなった!

大津地方裁判所
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120716-00000006-mai-soci
<大津・中2自殺>3少年全員、民事訴訟でいじめ否認へ
毎日新聞 7月16日(月)9時40分配信
大津市で昨年10月、いじめを受けていた市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、遺族が市と加害者とされる同級生3人らに損害賠償を求めた訴訟は17日、大津地裁(長谷部幸弥裁判長)で第2回口頭弁論が開かれる。この場で、これまで唯一、認否を保留していた同級生側が、他の2人と同じくいじめを否認することが分かった。また、市側は近く設置される外部調査委員会の調査結果を待って対応を決めるため、第3回以降の弁論を調査終了後に先送りするよう要望する。
遺族は今年2月、「自殺はいじめが原因」として市のほか、加害者とされる同級生3人と保護者を相手取り、約7720万円の賠償を求めて提訴した。
5月の第1回口頭弁論で、同級生側のうち2人は「遊びであり、いじめではなかった」との認識を示し、いじめ自体を否定していた。
一方、市側は第1回口頭弁論で男子生徒がいじめを受けていたと認める一方、「いじめを苦にしての自殺と断じることはできない」と主張。いじめと自殺との因果関係や自殺の予見可能性を否定した。
しかし、今月に入って市教委が「自殺の練習をさせられていた」などと記載された全校アンケートの回答を非公表としていたことが判明。批判が相次ぐ中、越直美市長と沢村憲次教育長の見解のずれが表面化した。
越市長は10日、「いじめがあったから亡くなったんだと思う」と因果関係を認め、和解を目指す意向を表明した。一方、沢村教育長は12日午前にいったん「(いじめは自殺の)一つの要因」としながら、同日、「因果関係は断定できない」と発言を修正。13日には「訴訟は続けるべきだと思う」と記者会見で述べた。
市側の代理人弁護士は「調査委の再調査を待って因果関係を認め、和解協議に入りたい」と越市長の見解に沿った対応を検討している。ただ、再調査には最低4カ月かかる見通しで、訴訟が大幅に長引く可能性もある。
外部調査委は越市長の直轄で、メンバーは弁護士、臨床心理士、大学教授ら4、5人を想定。いじめと自殺の因果関係について市教委調査の検証と補足を行う。文部科学省も職員を市に派遣し、設置に向けてサポートする。
遺族側の代理人弁護士は「再調査の中身が分からない以上、訴訟延期に安易には応じられない」と主張していく方針。市側の要望を受け、裁判所は残る当事者の意見を参考に、3回目の口頭弁論の期日を指定する。
また、一連の問題を巡り、学校や市教委などへの抗議行動が過熱しており、インターネットでの裁判に対する抗議デモなどの呼びかけもあることから、滋賀県警は大津地裁周辺の警戒に当たる。
>5月の第1回口頭弁論で、同級生側のうち2人は「遊びであり、いじめではなかった」との認識を示し、いじめ自体を否定していた。
7月17日に大津地裁で開かれる第2回口頭弁論では、5月にイジメを否認していた上記2人の他に、これまで唯一、認否を保留していたもう一人の親も他の2人の親と同様にイジメを否認することになった。
昨年行われたアンケートの回答など、7月に入ってイジメを裏付ける証拠が続々と出ているのに逆行し、犯人側は団結し、益々頑なにイジメを否認する方針だ。
世間の非難に逆らい、更には多くの証拠も気にせず、「遊びであり、いじめではなかった」と言い張る神経は大したものだ!
ただ、市側はイジメが有ったこと自体は認める方向にあり、3少年全員とその親たちが「遊びであり、いじめではなかった」という主張は認められるのだろうか?
このような裁判では、イジメがあったとしても、なかなかイジメと自殺の因果関係を立証することが難しく、イジメの被害者側にとっては難しい裁判となるようだ。
それでも、当該事案で「イジメと自殺」の因果関係を認められないなら、いかなるイジメも「遊びであり、いじめではなかった」と言い張れば虐めっ子側が勝てるという悪しき判例となるだろう。
弁護士などの入れ知恵による裁判の戦略かもしれないが、世間は益々許さなくなるだろう。
3少年全員そろって「遊びであり、いじめではなかった」と言い張るのも強烈なインパクトだ。
しかし、昨年度のPTA会長をやっていた木村束麿呂の母は、昨年10月11日の事件後に開かれた緊急保護者会の前に『息子の痛みをわかってやれなかったのはそちらのはず。うちの子が悪いというのは責任転嫁です』と書いたビラを校門前で配ったそうだ。
木村束麿呂の母によるビラ配りについては、7月17日発売の「フラッシュ」7月31日号で記事にしている。

▼一部文字起こし▼
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大津・中学生いじめ自殺
「息子は悪くない」
加害者の母が撒いたビラ
自殺の練習、大金を要求、蜂を食べさせる…
誰もが言葉を失った陰湿ないじめに、被害者は自ら死を選んだ。だが主犯格の加害者の母親は、信じがたい行動に出ていた──
「亡くなる直前、あの子は連休に、田舎へ墓参りに行ったんです。帰りの車の中で『明日学校に行きたくない』とこぼしていたと聞きました。でも、まさか自殺するほど悩んでいたとは…」(少年の祖母)
その翌日、少年は自宅のある14階建てマンションの最上階から飛び降りた。
(略)
「あの子は、明るいし、にぎやかやし、優しいし、ほんまにええ子。でもある日、姉と2人で家に来て『今から学校に電話するから電話貸して』と言うんです。でも『おらんかへんかった』と残念そうにしていました」(祖母)
だが少年の必死の訴えを、教師は聞かなかった。
「少年が亡くなった日、担任が帰りの会で話をしたそうです。『じつは少年が泣きながら電話で相談してきたことがある』って。少年が家からキャッシュカードを持って来させられ、40万円を加害者に渡したという話だったそうです。担任は『先生はそれに対して、何もしませんでした』と下を向いて言ったといいます。先生はいじめの存在を知らなかったって言っているようですが、それは嘘です」(生徒の一人)
しかし学校はその後「自殺の練習」など多くのいじめについて「実際にあったかどうか確認できない」と責任逃れの発言を続けている。
とうとう7月11日には滋賀県警が、いじめの加害者3人の暴行容疑で中学を家宅捜索する異例の事態になった。
(略)
「うちの子が悪いというのは責任転嫁です」
昨年の5月ごろまでは、少年は加害者3人と仲よく遊んでおり、お互いの家に泊まったり一緒に大阪まで遊びに行ったりしていた。しかし、夏を過ぎると少年は壮絶ないじめを受けるようになった。自殺直後に、加害者が「死んでくれて嬉しい」と話していたという報道まである。そして事件が問題になると、加害者の一人であるAの母親は、信じがたい行動に出ていた。複数の生徒たちによると「息子は悪くない、というビラを配ったらしい」。
Aは加害者のうち主犯格とされる一人。少年とは同じクラスで、父親は京都市内でデザイン会社を経営。母親は当時、PTAの会長だった。
「昨年秋に開かれた緊急保護者会の前に、A君の母親が校門前で配ったそうです。仲のいい何人かの親と一緒だったと聞きました」(保護者の一人)
ビラの内容について、社会部記者が話す。「そこには『息子の痛みをわかってやれなかったのはそちら(少年の両親)のはず。うちの子が悪いというのは責任転嫁です』といったことが書かれていたそうだ」。
Aの母親は昨秋の緊急保護者会でもマイクを握り「うちの子は仲よくプロレスごっこをしていただけなのに、犯人扱いされて学校に行けなくなった。うちの子が自殺したら、ここにいる保護者や先生の責任だ」と言い放ったと報じられている。
Aの家は、大津市内でも高級住宅街とされる一角にある。12日、外出から帰宅したAの母親を直撃した。
──Aさんですね。
「私たち、今はいっさい何も答えられないんで」
──以前、学校でビラなどを配布されたと聞きましたが。
「今は裁判中なので、裁判の中で明らかにしていきますので。すみませーん。」
挑みかかるような口調で答えると、家に入って行く。この日は、前述した臨時保護者会の日だった。
──今日、保護者会がありますが、行かないのですか?
「もう、私たちはあの学校と関係ないんでね…」
たしかにAは事件後、京都市内の学校に転校している。だが、Aはこの事件の説明会に“関係ない”とは、とても言えないはずなのだが。
その臨時保護者会では学校から「加害者のうち2名は罪を認めていない。1名は反省している」という発言があったという。
小学校の卒業記念新聞に少年は将来の夢を「レジをすばやくうてるコンビニの店員になること」と書いた。ささやかな夢さえ叶えられなくなった13歳の無念を、けっして忘れてはならない。
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>Aの母親は昨秋の緊急保護者会でもマイクを握り「うちの子は仲よくプロレスごっこをしていただけなのに、犯人扱いされて学校に行けなくなった。うちの子が自殺したら、ここにいる保護者や先生の責任だ」と言い放ったと報じられている。
「週刊新潮」7月19日文月特大号【「母がPTA会長」「父が京大医学部卒」大津市「いじめ自殺」特集 加害生徒たちの家庭環境 】で報じられたことであり、当ブログでも取り上げたので一部再掲載しよう。
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皇子山中学校に子どもを通わせる母親がこう話す。
「昨秋、学校の体育館で緊急保護者会が行われたときのことです。校長先生から生徒へのアンケート調査について一通りの説明があり、自殺した男子生徒の父親が、“お騒がせしてすみませんでした”と挨拶していました。その後、司会役の先生が、“なにか聞きたいことがあれば”と保護者に呼びかけたのですが……」
すると、すかさずマイクを握ったのは、主犯格とされるAの母親だったという。
「彼女は髪を振り乱しながら、“うちの子は仲良くプロレスごっこをしてただけなのに、犯人扱いされて学校に行けなくなった。うちの子が自殺したら、ここにいる保護者や先生の責任ですからね”と興奮した口ぶりでまくし立てていた。男子生徒の父親にも、“私かて言いたいことはあるんや。いろいろ知っているんやで”などと半ば脅迫めいた口調で詰め寄っていました。理不尽なことばかりを一方的に喋り、異様な光景でした。まさしくモンスターペアレントそのものです」(同)
しかも、実はこのとき、Aの母親は皇子山中学のPTA会長だったのである。
「あとで先生から聞いた話では、学校が加害生徒たちに事情を聞こうとしても、Aの母親が“うちの子を犯人扱いするんですか!”と、がなってきはったそうです。そのため、“PTA会長が怖くて聞けへん”と漏らしていました。でも、本来、子どもにカウンセリングなどを受けさせるべきなのに、庇うだけでは何の解決にもならないはずです」(同)
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>その臨時保護者会では学校から「加害者のうち2名は罪を認めていない。1名は反省している」という発言があったという。
7月17日発売の「フラッシュ」7月31日号が記事を書いた時点では、7月12日の臨時保護者会で学校かは言われた「1名は反省している」という情報しかなかったようだ。
ところが、その反省していたはずの1人も、7月17日の第2回口頭弁論では、他の2人と同様に「遊びであり、いじめではなかった」とイジメを否認することにした。
駄目だ、こりゃ…
あとは、とりあえず裁判所の判断と、警察による暴行や傷害や強盗や恐喝などの刑事事件の立件に向けた捜査に期待するしかない。