中山成彬オフィシャルブログ立て直そう日本~この国を守る覚悟を~ より。
テレビに輿石幹事長の顔がよく出る。普段は直ぐにチャンネルを変えるのだが、解散をめぐる発言には変えないで見ている。 発言もさることながら、人間ここまで傲慢になれるものかと思う。組合出身の民主党議員は票もお金も組合が出してくれるからか、傲慢な人が多いと聞くが、それに権力まで手に入れるとあのような顔になるのだろう。
解散権は総理の専権事項の筈だが、もうとっくに忘れてしまっている。いや忘れているのではなく、そう発言することが民主党議員に受けると分かっているからだ。ここにも国民不在、身内優先の心理が働く。
まさか、野田総理と打ち合わせた上での発言とも思えないから野田総理は堪らないだろう。消費税増税に不退転の決意と大見得を切っている。男子の本懐という言葉が脳裡を過っていることだろう。竹下さんもそうだったが、総理になったら何か一つくらいは後世に残るような事を為し遂げたいという思いにかられる。今最高権力者に登り詰めて、内外共に問題山積の中、総理を務めることが如何に大変なことか身に沁みていることだろう。先日の日中韓首脳会議でも中国に鼻面を引っ掛き回されてしまった。
野田内閣は不適材内閣といわれるが、今野田総理が一番失敗したと思っている人事は輿石を幹事長にしたことだろう。
今解散したくない民主党議員は内心輿石に拍手を送っているだろう。選挙に弱い小沢グループの若手は特にそう。今国会中に解散させられなかったら九月の総裁選挙でクビになる谷垣総裁は、消費税増税に賛成して解散総選挙に持ち込みたい一心だ。自民党の議員の中にも解散が恐い議員がいるかも知れないが、採決になれば反対はできない。6月21日の通常国会閉会まで後1ヶ月余、さてこれからが問題。野田としてはどうしたらいいか?どうするだろうか?
国会は1ヶ月延長されるだろう。まさか打ちきりはさすがにできない。輿石一派は審議をできるだけ引き延ばし、審議未了に持ち込もうとするだろう。採決に持ち込めたとして身内の造反を克服して自民党などの賛成で成立させられるか。増税法案が成立しなくても、9月の代表選挙に小沢が立てなくなったから続投だよという囁きも聞こえてくるだろう。
問題はそれでも野田が総理を続けたいか、続けて展望が開けると考えるかだ。そこで忘れてならないのは赤字国債を発行する特例公債法案だ。昨年は菅総理に騙されたが、自民党ももう騙されない。あまり話題になっていないが、こっちの方が野田総理にとっては難関だ。こっちの法案で自民党が解散を迫る方が効果がある。ここで問題は、それは無責任だというマスコミの批判に耐えられる肝力を谷垣氏が持っているかどうかだ。
昨日も千葉南部で震度4、鹿児島地方は今年は雀も少なくセミの鳴き声も聞こえないとか。何かが起こる前触れでなければよいが。
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