【ロンドン=芦川雄大】
天皇、皇后両陛下は16日午後(日本時間同日深夜)、政府専用機でロンドンのヒースロー空港に到着された。エリザベス女王の在位60年を記念した午(ご)餐(さん)(昼食)会などの行事出席を目的とする公式訪問で、滞在中は主にロンドンで過ごし、20日に帰国される。陛下は2月18日の心臓手術から約3カ月での海外訪問となられた。
到着後しばらくは8時間の時差を考慮して、静かに過ごされる。18日にはロンドン郊外のウィンザー城で開かれる女王夫妻主催の午餐会と、ロンドンのバッキンガム宮殿でのチャールズ皇太子夫妻主催の晩餐(ばんさん)会にご出席。女王や各国の王族らと親交を深められる。
宮内庁によると、陛下の英国ご訪問は皇太子時代を含めて8回目。両陛下で海外を訪問されるのは、平成21年7月のカナダ、米ハワイ以来約3年ぶりとなる。
エリザベス女王の即位60周年記念行事に出席のため、ロンドンに到着された天皇、皇后両陛下
=16日(共同)
英国へ向かう機内で談笑される天皇、皇后両陛下=16日(共同)
政府専用機でロンドンに到着された天皇、皇后両陛下=16日(共同)