天皇・皇后両陛下ご動静。 皇后陛下、「山つけ」 皇后さまは7日、皇居内の養蚕施設で「天蚕」と呼ばれる蚕の卵を、クヌギの木に付ける「山つけ」の作業をされた。明治時代から皇后が受け継いできた伝統の養蚕作業が今年も始まった。 皇后さまは、網で囲われた「野蚕室」で、それぞれ25粒の蚕の卵が付いた短冊状の和紙15枚を丁寧にクヌギの枝に巻き付けられた。羽化して10日ほどで幼虫が生まれ、6月中旬から7月にかけて繭に。その後、絹糸にして反物や外国元首への贈り物の絹製品に使われる。