(宮内庁発表分/27日・金)
【午後】
陛下 ご執務(皇居・御所)
両陛下 第6回みどりの式典およびレセプションご臨席
(東京都千代田区・憲政記念館)
両陛下、5月に仙台ご訪問 被災者をお見舞いに。
宮内庁は27日、天皇、皇后両陛下が5月12、13日に1泊2日で仙台市を訪問されると発表した。国際会議の開会式に出席するほか、甚大な津波被害を受けた若林区荒浜地区の住民が身を寄せる同区の仮設住宅を訪ね、東日本大震災の被災者を見舞われる。
陛下のご訪英「最終検査」で問題なし.
12日からは被災地ご訪問。
天皇陛下は27日、皇居内の宮内庁病院で診察を受けられた。宮内庁関係者によると、5月にエリザベス女王即位60年祝賀行事出席のため訪英する「最終確認」の検査で、順調に回復され体調面で問題がないことが確認された。これを受け、両陛下でのご訪英が来月、閣議で正式に決定する見通し。
陛下は心臓の冠動脈バイパス手術を2月18日に受けられた。3月4日の退院後は胸水がたまる症状があり、同月に水を抜く治療を2回受けられたが、今回の検査で胸水が減少していることが分かったという。
また宮内庁は27日、両陛下が5月12、13日に1泊2日で仙台市を訪問し、東日本大震災の被災者を見舞われると発表した。宮城県の被災地を訪れるのは、震災後初めて東北入りし、南三陸町と仙台市を訪問された昨年4月27日以来、約1年ぶり。陛下は手術以降、初の地方公務となられる。両陛下は5月12日に宮城県庁で、津波を研究する今村文彦東北大教授から説明を聴かれる。13日には甚大な津波被害を受けた若林区荒浜地区の住民が身を寄せる仮設住宅に足を運ばれる。その後、化学関連の国際会議の開会式とレセプションに出席される予定。