石原知事、記者団に改めて強調。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120418/lcl12041809000002-n1.htm
【ワシントン=石元悠生】
東京都の石原慎太郎知事は、尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島の買い取りを明言してから一夜明けた17日午後(日本時間18日未明)、ワシントン市内で「言うべきことを言っただけの話。でも、誰かがやらなければいけない話だ」と改めて強調した。同行記者団の取材に答えた。
石原知事は、都の尖閣諸島の買い取りに領有権を主張する中国が反発を強めていることに対し、東シナ海で領海侵犯を繰り返す中国を激しく批判。
批判の矛先は、中国への刺激を避けたいため対策を十分にとっていなかった日本政府にも向けられ、「日本の実効支配に過激な行動をすると宣言している中国に何で政府が反発しないのか、よく分からない」「これは半分ぐらい(中国による)宣戦布告みたいな話、もっとしっかりしてもらいたい」と述べた。
また、藤村修官房長官が、必要な場合は国による尖閣諸島の購入もあり得るとの認識を示したことには「さっさとやればよかったんじゃない。持ち主が国は信用できないから、東京都ということだったんですが」と受け流した。
石原知事は、尖閣諸島購入後に中国艦船が領海侵犯した場合は「そりゃ、国家に対応してもらう」とも。都議会には次期定例会で説明する意向を示し、「尖閣諸島は豊(ほう)穣(じょう)の漁場で、漁場支援の開発をやったらいいと思う。何をやるのか、都民に考えてもらい、それで足りなかったら国民に考えてもらえばいい」との考えを示した。
一方、白紙に戻すとした「新党」結成については、「帰国したら白紙に戻してみんなで考えようということ。人に引きずられてやるほどバカじゃない。自分のことは自分で決めるよ」と語気を強めた。
石原知事はこの日、米シンクタンクを訪れ、ラリー・ウェルチ元米空軍参謀総長やポール・ジアラ元国防総省日本部長らと面会。横田基地の軍民共用化問題などで意見を交わした。
沖縄県・尖閣諸島の魚釣島。手前は警戒監視活動をする海上自衛隊のP3C哨戒機
尖閣列島を東京都が購入へ
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