東京都が尖閣諸島を買う。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 






中山成彬オフィシャルブログ・立て直そう日本~この国を守る覚悟を~ より。







 渡米中の石原都知事がワシントンで講演し、「日本人が日本の国土を守るため、東京都が尖閣諸島を購入することとした」と述べ、地権者と交渉を開始していることを明らかにした。

 私は1昨年来、尖閣諸島を守る署名活動をしていたが、それを知った尖閣諸島を所有する方の会社に勤める宮崎出身の役員から、所有する社長に会ってくれという話があり、浜松町の会社で面談したことがあった。

 社長は大変立派な方で、国家観や教育問題についてもすっかり意気投合した。社長から、尖閣列島の所有に至った経緯等を詳しく聞いた。今は、国に年間約3千万円程で貸しているということだった。私はくれぐれも中国等に売ることのないようにとお願いしたが、そんなことは考えてもいないという事で安心した。

 尖閣列島周辺の地下には、1千兆円にも達する地下資源が眠っていることが国連の調査で分っている。それが判明してから、にわかに中国は所有権を主張するようになり、一部に試掘を始めているという報道もある。又、海域は豊かな漁場であり、中国や台湾からの漁船も出漁しているという話である。地勢学上も重要な地域であり、いずれ尖閣諸島を廻って軋轢が始まることは自明である。

 こういう中での石原発言であり、驚くと同時に、北朝鮮の弾道ミサイル発射という緊張の中に国民がいる最中に、まさに覚醒の爆弾発言であった。聞くところによると、まだ代理人同士の交渉の段階であり、都議会の承認や予算処置など課題が多いようだが、大きな問題提起をしてもらったと思う。

 それに比較すべくもないが、原発再稼動に関する政府の優柔不断、不用意な(集団自殺)発言、北朝鮮のミサイル発射に関する情報伝達の不手際、さらには明らかな選挙違反である国交大臣の地位利用の文書発送等々、民主党政権のゆるみ、たるみは目をおおわんばかりである。不勉強、経験不足以前に、一体日本の政治に責任を持つという自覚があるのだろうか、あきれて物が言えない。

 消費税増税という一点に猛進する野田総理であるが、日本経済がどのような状況であり、国民がどういうマインドにあるのかについて少しは考えたことがあるのだろうか。もっと大きな政治、もっと国家に責任を持つ政治、もっと国民の事を真剣に考える政治をしてほしい。







尖閣列島を東京都が購入へ
 東京都の石原慎太郎知事が滞在中の米ワシントンで行われた講演で、東京都が領土問題に揺れている「尖閣諸..........≪続きを読む≫