若者よ、We are 99% に騙されるな! | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 






yohkan様のブログ・愛国画報FromLA より。





昨秋から一時期、「ウォール街を占拠せよ」デモが話題を集めた。全米各地で、We are 99%なるスローガンを掲げ、われわれ庶民は僅か1%の富裕層に支配されていると主張したが、だからどうこうしてくれと要求するわけでもない。一体何が云いたいのだ?と一般人が首をひねるような、実にへんてこりんなデモだった。


このデモ、ソーシャルメヂィアで繋がった若者が自然発生させたと云う話は嘘っぱちで、実はオバマ大統領 を支援する左翼系プロ市民団体が背後で組織していた。Fox Newsの報道によれば、プロ市民が公園で寝起きするホームレスに時間10ドルの給金を渡してデモを演出したそうだ。ああ、道理で汚くて臭いデモだったな、それが周囲の人々の率直な印象だ。


へええ、現職で優位に立つオバマ民主党 陣営が何故そんな姑息な演出を、と不思議に感じるかも知れないが、これ、共和党ロムニー候補への対抗策だ。最有力と目されるロムニー氏はビジネス界で成功した資産家で、上位1%に入る富裕層だ。そこでオバマ大統領 は自分の庶民性を訴える作戦に出た。中道派のロムニー氏であれば民主・共和両党の政策は然程違わないから、その分、1% vs 99% の対立で、資産家層への怒りを得票に結びつけようと画策したのだ。


その後、 We are 99%が流行り言葉になって、オバマ陣営の印象操作が上手く行くように見えたが、現状はそうとも断言できない。何しろ当初の予定が大幅にずれ込んで、共和党の候補者が未だに絞り込まれていないからだ。オバマ大統領 にすれば肩透かしをくらった格好だろう。長丁場の選挙戦は水モノ だ。最後に下駄を履くまで何があるか判らない。





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さて、わが国にも「ウォール街を占拠せよ」デモを実行したおっちょこちょいがいた。銀座や渋谷を練り歩いたが、周囲の通行人にきょとんとされたそうだ。そりゃそうだ。意味不明だ。にもかかわらず、We are 99%なる標語に多くの若者が共鳴したらしい。ワーキングプアなど厳しい状況に直面する若い世代にとっては、何となく俺ひとりじゃないと救われる感覚をもたらす言葉なのだろう。


でも、若者たちに云いたい。99%なんて単なるレトリックだ。しかもアメリカの大統領選挙キャンペーン用だ。日本社会を見渡せば、そのパセンテージが何の意味も成さないことに気付くだろう。


若者よ、誰しも理想と現実のギャップに悩むものだが、決して人生を悲観しちゃいけない。ちょっと思い通りにならないからと云って、社会を恨んだり、被害者意識をもったり、卑下したり、いらいらしちゃいけない。俺は社会の99%に属するのだと感じて気が晴れるなら、それはそれで結構だし自由だが、その他大勢の人々と一緒だからと云って、人間の幸福感は持続しない。


若ければこそ、夢を持て。実現すればと、ちょっぴり考えただけで嬉しくなっちゃうような、わくわくする夢だ。自分が最高にハッピーになれて、周囲にも幸せを分け与えられるような夢だ。このために生まれたと云いきれる、人生をかけて辿りつく目標だ。自分がホントに生きてるって感じられる何かなのだ。そして、Do what you like だ。好きなことをやれ。一生懸命やればいい。


ついでに若者よ、99%が仲間だよとあなたを誘う左巻きの反社会勢力に騙されちゃいけない。お金の問題は、まともな政党を選んで正しい経済政策を実行すれば、GDP が拡大して全て解決する。民主党 が政権を取るまで、実際、わが国の政治は殆ど全て上手く行っていたのだ。