夕刻の備忘録 様のブログより。
大方の予想通り、参議院予算委員会での自民党の世耕弘成議員の指摘は、前振りに過ぎなかった。先日の法務委員会で、柴山・稲田の自民党弁護士コンビが徹底的に、「馬主大臣」の素行を暴いた。その二時間以上に渡る遣り取りの中で、明らかになったことがある。それは
この馬主には、馬に対する愛情が微塵も感じられない
ということである。熱狂的な競馬ファン、その多くは馬への愛を語るのである。如何に馬が可愛いか。如何にサラブレッドの毛並みが素晴らしいか。如何にその足が見事であるか。時間が許せば幾らでも話し続ける。その勢いは留まることを知らない。
競馬はギャンブルである。しかし、その一方でそうした賭の対象としての動物ではなく、まさに「走るために生まれてきた」、その儚くも美しい生涯を熱狂的に語る人達がいて、何やらこちらも救われた気分になるのである。
馬主なら尚更である。もちろん、「競馬で儲かるのは馬主だけ」と言われるほどである。その真偽は兎も角として、大金を掛けた対象であるから、それなりの冷酷さも持ち合わせてはいるだろう。しかし、そうした「裏の顔」はいざ知らず、少なくとも表では、競馬ファンに負けてはならじと、馬への愛を語るのが普通である。
ところが、この「馬主大臣」には、それが全く無かったのである。
あれだけの長時間、様々な方向から問い質されているのである。言葉に窮する時が何度もあったのである。議論をはぐらかし、時間を稼ぐ意味からも、少しは「何故自分が馬主になったか」ぐらいは語るものだろう。「馬主を辞めろ」と言われているのだ。辞められない「馬側の事情をも切々と語る」のが筋ではないのか。長い長い答弁で、馬そのものについて語ったことと言えば、「相手は生き物だからそう簡単にはいかない」という一言だけであった。
この馬主には、馬に対する愛情が微塵も感じられない
ということである。熱狂的な競馬ファン、その多くは馬への愛を語るのである。如何に馬が可愛いか。如何にサラブレッドの毛並みが素晴らしいか。如何にその足が見事であるか。時間が許せば幾らでも話し続ける。その勢いは留まることを知らない。
競馬はギャンブルである。しかし、その一方でそうした賭の対象としての動物ではなく、まさに「走るために生まれてきた」、その儚くも美しい生涯を熱狂的に語る人達がいて、何やらこちらも救われた気分になるのである。
馬主なら尚更である。もちろん、「競馬で儲かるのは馬主だけ」と言われるほどである。その真偽は兎も角として、大金を掛けた対象であるから、それなりの冷酷さも持ち合わせてはいるだろう。しかし、そうした「裏の顔」はいざ知らず、少なくとも表では、競馬ファンに負けてはならじと、馬への愛を語るのが普通である。
ところが、この「馬主大臣」には、それが全く無かったのである。
あれだけの長時間、様々な方向から問い質されているのである。言葉に窮する時が何度もあったのである。議論をはぐらかし、時間を稼ぐ意味からも、少しは「何故自分が馬主になったか」ぐらいは語るものだろう。「馬主を辞めろ」と言われているのだ。辞められない「馬側の事情をも切々と語る」のが筋ではないのか。長い長い答弁で、馬そのものについて語ったことと言えば、「相手は生き物だからそう簡単にはいかない」という一言だけであった。
◆個人馬主条件
中央競馬で個人馬主になるには
(1) 2年連続で年収1800万円以上
(2) 資産9000万円以上を満たすことが条件になる。
馬の値段は低くて数百万から1000万円台、高い馬では競り市で1億円を超す値段がつくこともある。
所有馬がレースで8着以内に入れば賞金の80%が手に入るが、入厩しても未勝利で終わる馬は少なくない。中央競馬の場合、厩舎に馬を預ける際の預託料が月に60万~80万円、その他治療代など経費の負担もかさむ。社会的ステータスは得られるが、ほとんどが赤字で、多額の利益を得るのはごく一部のため、個人馬主は減少している。
小川敏夫法相は中央競馬でこれまで68頭の馬を所有。現在は2頭の3歳馬だけで、いずれも地方の門別競馬で1勝ずつ挙げている。かつては93年日経賞2着のイタリアンカラーが1億3000万円以上の本賞金を稼いだが、名を残した馬はこの1頭だけでトータルでは赤字と推測される。
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20120313-916616.html
そして、指摘はホテルの転売に関わる「弁護士報酬問題」へと移行した。そして、そこで明らかになったことといえば、巨額の弁護士報酬も、「案件の規模からして当然である」という主張だけであった。案件の社会的な意味や、依頼者と自分との関わりを語るでもなく、「未払いの報酬を取り立てたい」だけの様子であった。
馬への愛情を微塵も感じさせない馬主としての姿。
巨額の報酬だけに拘る弁護士としての姿。
そして、自身の暴力によるとされる前妻との離婚劇。
これらに共通しているのは、「対象に対する愛の欠如」である。馬への愛も無く、自らの職業に対する愛も、そして妻に対する愛も無い。さらに付け加えれば、これらに共通しているのは、「対象がどれだけ儲かるか」という金銭欲である。
四十歳を前にした、無名の「ヤメ検弁護士」が当時のトップ女優と結婚した。その組合せも意外なら、その離婚理由も法曹関係者とは思えない恥ずべきものである。そして、ホテルを巡る立ち退き問題。裏で糸を引いているのは「外国人」だという話である。そして、本人は「外国人参政権」の附与を主張している。
★ ★ ★ ★ ★
上の記事によれば、馬主も案外儲からないらしい。だとすれば、尚更「馬主であり続けること」の意味が分からなくなる。馬への愛情ではなし、金儲けでもなし。馬主であり続けるために必要な巨額の費用は、何処から出て来るのか。また、そのメリットは。
こうして並べてみると、全ては「資金洗浄(マネー・ロンダリング)」に見えてくる。知名度で天と地の差がある女優と結婚し、ヤメ検弁護士がそれをバネに政界へ打って出る。弁護士報酬への拘りといい、儲からない馬に入れ込んでいる様子といい、何処から何かが回ってきて、全ての勘定が合うようになっているのではないか。背徳弁護士が悪徳弁護士に変貌していく様子には、実に妄想を掻き立てるものがある。
ところで、法務大臣は自分の問題に対して「指揮権発動」が出来るのだろうか。脱税総理に違法献金総理、まさに想像を絶する犯罪者政党である。「自らの問題を自ら止めること」も、ありそうで恐いのである。
国民は知るべきである。
国会で「馬主論争」をしているのではないことを。
全ては「切っ掛けに過ぎない」ことを。
税金が公然たる「裏ルート」を通って、国外に流れていることを。
そして、それを幇助している連中がいることを知るべきなのである。
物分かりのいい顔をして、増税を容認している場合ではないのだ。
その増えた税収は、どのみちまた国外に持ち出されるのだ。
震災復旧の足を引っ張っているのは、「自民党が足を引っ張っている」と主張するマスコミであり、その報道を鵜呑みにしている我々国民なのだ。犯罪者に加担すれば、加担した者もまた等しく犯罪者の誹りを受ける。知らず識らずの中に、犯罪に手を貸している。「知らない」ことが、「知ろうとしない」ことが罪になる時代に、我々は生きているのだ。
そして、指摘はホテルの転売に関わる「弁護士報酬問題」へと移行した。そして、そこで明らかになったことといえば、巨額の弁護士報酬も、「案件の規模からして当然である」という主張だけであった。案件の社会的な意味や、依頼者と自分との関わりを語るでもなく、「未払いの報酬を取り立てたい」だけの様子であった。
馬への愛情を微塵も感じさせない馬主としての姿。
巨額の報酬だけに拘る弁護士としての姿。
そして、自身の暴力によるとされる前妻との離婚劇。
これらに共通しているのは、「対象に対する愛の欠如」である。馬への愛も無く、自らの職業に対する愛も、そして妻に対する愛も無い。さらに付け加えれば、これらに共通しているのは、「対象がどれだけ儲かるか」という金銭欲である。
四十歳を前にした、無名の「ヤメ検弁護士」が当時のトップ女優と結婚した。その組合せも意外なら、その離婚理由も法曹関係者とは思えない恥ずべきものである。そして、ホテルを巡る立ち退き問題。裏で糸を引いているのは「外国人」だという話である。そして、本人は「外国人参政権」の附与を主張している。
★ ★ ★ ★ ★
上の記事によれば、馬主も案外儲からないらしい。だとすれば、尚更「馬主であり続けること」の意味が分からなくなる。馬への愛情ではなし、金儲けでもなし。馬主であり続けるために必要な巨額の費用は、何処から出て来るのか。また、そのメリットは。
こうして並べてみると、全ては「資金洗浄(マネー・ロンダリング)」に見えてくる。知名度で天と地の差がある女優と結婚し、ヤメ検弁護士がそれをバネに政界へ打って出る。弁護士報酬への拘りといい、儲からない馬に入れ込んでいる様子といい、何処から何かが回ってきて、全ての勘定が合うようになっているのではないか。背徳弁護士が悪徳弁護士に変貌していく様子には、実に妄想を掻き立てるものがある。
ところで、法務大臣は自分の問題に対して「指揮権発動」が出来るのだろうか。脱税総理に違法献金総理、まさに想像を絶する犯罪者政党である。「自らの問題を自ら止めること」も、ありそうで恐いのである。
国民は知るべきである。
国会で「馬主論争」をしているのではないことを。
全ては「切っ掛けに過ぎない」ことを。
税金が公然たる「裏ルート」を通って、国外に流れていることを。
そして、それを幇助している連中がいることを知るべきなのである。
物分かりのいい顔をして、増税を容認している場合ではないのだ。
その増えた税収は、どのみちまた国外に持ち出されるのだ。
震災復旧の足を引っ張っているのは、「自民党が足を引っ張っている」と主張するマスコミであり、その報道を鵜呑みにしている我々国民なのだ。犯罪者に加担すれば、加担した者もまた等しく犯罪者の誹りを受ける。知らず識らずの中に、犯罪に手を貸している。「知らない」ことが、「知ろうとしない」ことが罪になる時代に、我々は生きているのだ。