灼熱の大地。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 










【写真劇場】

陸自、南スーダンでPKO 

灼熱の大地 新生国家の「道」づくり






■シーン1

 行き交う車両が巻き上げる乾いた砂ぼこりで視界がかすむ。40度近い灼熱(しゃくねつ)の日差しの下、商業施設の建築ラッシュに沸く南スーダン共和国(通称・南スーダン)の首都ジュバ。スーダン共和国から分離独立した昨年7月よりも活気は増している。

 一方、20年以上続いた内戦の影響でインフラ整備は停滞している。中心部を離れると舗装道路はなくなり、降雨時にはぬかるむ悪路に立ち往生する車両も多い。

 新生国家の道路整備などを担うため、陸上自衛隊が国連平和維持活動(PKO)で派遣された。1月15日には1次隊約210人の受け入れ準備のため、先遣隊本隊がジュバ入りした。国連側との交渉や地元業者との折衝と合わせ、宿営地の設営が重要任務だ。

 雨期には激しい雨が予想されるが、宿営予定地の土壌は粘土質で水はけが悪い。マラリアの感染予防は重要な問題で、隊員それぞれに蚊帳が用意された。「水たまりができない宿営地を構築し、蚊を繁殖させないことが肝要」と隊員は話す。
■シーン2 多様な民族…「心を砕いて行動したい」

 最大勢力のディンカをはじめ数十の民族からなる南スーダン。東部ジョングレイ州では民族間による激しい衝突で多数の死者が出たと報じられた。ジュバは無関係のように穏やかだが、自衛隊関係者は「多様な民族、人々がいるので風習に心を砕いて行動したい」と気を引き締めている。

 1月26日には、陸上自衛隊の装備品を積んだ航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)のC130輸送機1機が南スーダンへ向けて出発した。今後も装備品を順次、空輸するという。

 ジュバ市内などでは外国企業が道路整備する現場も目立つが、陸自の活動が市民の目に触れるのはもう少し先。アフリカ54番目の新国家への支援は始まったばかりだ。


(共同/SANKEI EXPRESS)

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 ■南スーダン共和国 2011年7月9日、スーダン共和国の南部10州が分離独立して樹立。首都はジュバ。面積は64万平方キロ(日本の約1.7倍)で、人口は約826万人。193番目の国際連合加盟国となった。政情が不安定なため、国連平和維持活動(PKO)として国連南スーダン派遣団が派遣されている。医療や教育、インフラ整備や農業など支援分野は多岐に渡る。





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