たぶん保守、きっと保守:松原仁の場合。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 






夕刻の備忘録 様のブログより。




松原仁が大臣になった。
こんな時、多くの人間がこう言う。
「腐らずに長くやってきた甲斐がありました」と。

松原仁は既に腐っていた。
相当酷いレベルで腐っていた。
それは外の人間が言うのではない。
自らそう語っていたのだから、そうなのだろう。

民主党政権になって「どうか」と問われて、「擦りもしない」と話していた。大臣はおろか、副大臣にも政務官すら「擦りもしない」という意味である。それが何故かこの半年、一気に順番が回ってきたようである。

腐っていた人間が、これからどうするのか。民主党に留まる理由を尋ねられて、常に「体制内改革」と答えていた人間が、「擦りもしない」とぼやいていた人間が、先頭に立てる立場を得て、空振りから「大当たり」に転じて、果たして何が出来るのか。これまでの「言い訳」が単なる、「本物の言い訳」に過ぎなかったのか、世を欺く「偽装工作」だったのか、間もなく答が出る。

前回に引き続き、頭の中を巡るのは「表題の言葉」である。

「民主党保守派」なるSF作家も驚く荒唐無稽の御題目に、長く附き合わされてきた人達も、最終的な判定が下せるところにやってきた。「たぶん保守」と思い、「きっと保守」だと信じてきた人達に、如何にして答を出すのか。

早速ながら「踏絵」を踏んで頂こう。

 皇室典範の問題をどう考えるのか。
 外国人参政権の問題をどう考えるのか。

日本の国柄に関わる重大な問題である。これが六月、七月の改造人事なら「靖國」云々の話がマスコミから出されるであろう。しかし、「幸運にも」今はその時期ではない。

外国人参政権に関しては「反対の立場」を取っているらしい。
では皇室典範、宮家問題に関してはどうか。

ここからが本番である。これまでは一議員の個人的な見解で逃げることが出来た。それ故に保守云々の話と絡めて、立場を選ぶことが出来た。しかし、今度は違う。

如何に「閣内不一致が大好き」な民主党政権とはいえ、問題が大きすぎる。閣僚がバラバラで通せる話ではない。国民新党の立場も、さほど明瞭とはいえない。そんな中で、この二つの問題に関して、「たぶん・きっと保守」である新大臣は如何なる対応を取るのか。閣議決定を覆す腹積もりはあるのか。職を賭ける決意はあるのか。

人間には二つのタイプがある。「漸く手に入れた幸運だ、二度と離すものか」と執着するタイプと、「元々縁がなかったのに偶然手に入ったものだ、惜しくも何ともない」と淡々と退くタイプとである。さて、そのどちらのタイプなのだろうか。

「不遇の人」は大抵後者を言うのである。しかし、現実に幸運に出会った際に、その人生観を徹底出来る人は、やはり限られている。単に「不遇が言わせた」だけの、負け犬の遠吠えであったことを、易々と認める人も居る。まさに人の器が出る話である。

果たして「閣議決定」「強行採決」の季節が訪れた時、「元・不遇の人」はどう語るだろうか。ギリギリまで来ても、「そんなことは今ここで言うことではない」と逃げるだろう。「その時が来れば、適切に判断する」と弁明するだろう。「少なくとも、その時までは大臣の座に居なければ、閣議決定に反対することも出来ないのだから」と事前に予防線を張るかもしれない。

予想は予想である。先のことは分からない。
しかし、我々は今からその「カード」を確保しておきたいのだ。
極めて貴重なカードなのだ。
たとえ不発に終わっても「時限爆弾」をセットする意味はある。

この問題に関する新大臣の見解を問う。
そして覚悟を問う。

大量に意見を送ろう。徹底的に反対の論陣を張ろう。
「その先頭に立て」と煽ろう。以下に連絡先を記しておく。

大切なカードである。
大切に使おう。「きっと保守」と信じて。

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