民主党
の藤井官房副長官が女系天皇
への道を開きかねない「女性宮家」の創設を突然言い出して世間のドギモを抜いた。
野田総理がそれを追認した。
民主党
政権はまことに危うい政権である。
おそらく「万世一系」などという言葉は知らないのではないか。
ISD条項も知らないでTPPに参加すると言い出すくらいだから。
藤井官房副長官も野田総理も「これから国民的な議論が必要だ」と述べたのには違和感を感じた。
たしかに、敗戦後皇室の存在を心良く思わないGHQ
は、天皇
制を廃止しようとしたが結局天皇
を「国民の象徴」に祀り上げてしまった。
アメリカ
と戦った日本が小国の癖に思った以上に強いことに驚き、その精神的支柱に天皇陛下の存在があることを知り、徹底的に皇室を排除しようとしたのである。
結局、新憲法では「象徴」という意味不明の存在にしてしまった。
皇室は私たち平民と大差のない人間だという意識を戦後の日本人に植え付けようとしたアメリカ
。
叔父は赤旗新聞がコーン
パイプを口にしたマッカーサー
元帥と昭和天皇が並んだ写真を掲載して「夫婦漫才」とおちょくった記事を記憶していると言う。
何千年もの日本の歴史の中の、一瞬に過ぎない現代に生きる日本人で歴史を変えてしまえと言うのか。
自民党
の安倍元首相は女性宮家に反対している。
皇室に対する敬意の無い民主党
が決めてしまう事に危機感を抱いている。
これは我々保守派にとって共通の危機感である。
舛添要一
氏は「男女平等だから、女系天皇
だっていいじゃないか」と言ったという。
橋下大阪新市長が何というか聞きたいものである。
産経新聞(2100/12/10)
「女性宮家」に反対の安倍氏「根本原理崩れる」
自民党
の安倍晋三
元首相は8日、保守勢力の再結集を掲げ、自らが会長を務める議員連盟「創生『日本』」の総会で、政府が検討を始めた「女性宮家」創設について「縦糸を男系で紡いできた皇室の長い歴史と伝統の根本原理が崩れていく危険性がある。安易に決められたのでは大変なことになる」と述べ、反対を表明した。
安倍氏は「なぜ、この問題を民主党
政権でやるのか。自民党
は皇室に対する敬意を持っているが、敬意を著しく欠いているのが民主党
だ」と、民主党
政権で検討を進めることに警戒感を示した。その上で「(衆院で多数を握る)彼らが(女性宮家創設の)法案を出せば通る危険性もある」と、危惧の念を示した。
安倍氏は、創生日本として、旧皇族や戦後廃止された11宮家の復活、旧宮家から現宮家への養子など、男系天皇
継承のための方策を検討する考えを示した。