“不見識” | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 






“不見識”防衛相が居座り!

野田も更迭否定のトンチンカン。


草莽崛起:皇国興廃此一戦在各員奮励努力セヨ。 





一川保夫防衛相が、与野党の退陣要求を無視して居座りを決め込んだ。5日午前の衆院予算委員会で「一生懸命、職責を全うしたい」と続投を表明。野田佳彦首相も「これまで以上に襟を正して職責を果たしてほしい」と更迭を否定したのだ。背景に、米軍普天間飛行場移設問題をめぐる“狡猾な策謀”もあるとされるが、批判は日に日に高まっており、野田内閣の求心力低下は確実だ。

 「政治とカネ」の問題が焦点とされた同委員会だが、野党陣営は一川氏を徹底攻撃した。

 自民党の稲田朋美氏や公明党の遠山清彦氏らは、一川氏の問題言動を次々と指摘し、「自ら辞任すべき」「野田首相が更迭すべきだ」と迫った。ねじれ国会のなか、自公両党は9日に問責決議案を提出することで一致しているが、一川氏と野田首相はこれを冒頭のように受け流した。

 批判は野党陣営だけではない。

 与党・国民新党の下地幹郎幹事長は委員会質問に立つ直前、テレビ朝日系「やじうまテレビ!」に生出演し、「野田首相の『決断力のなさ』が問われている。一川氏には辞めてもらった方がいい。(一川氏を)守れるはずがない」といい、自発的辞任を求めたが、これも無視された。

 野田首相が「一川切り」を決断できない理由について、民主党中堅は「首相も苦悩している」といい、こう解説する。

 「一川氏は、小沢氏の側近として入閣させた。更迭すれば任命責任を問われるうえ、『消費税増税反対』で批判を強めている小沢氏や同グループを刺激しかねない。実力者の輿石東幹事長も『一川氏が辞める必要はない』という考え。野田首相は党内基盤が弱く、毅然とした決断が難しい」

 「一方、一川氏を続投させれば、自公両党は『打倒・野田内閣』を過熱させ、来年の通常国会は冒頭から空転する。消費税増税への協力も厳しい。『沖縄の批判が強い普天間移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書を年内提出した後で、辞任させる』『ミニ改造で交代』といった案も聞こえるが、まさに『逃げの政治』だ」

 こうしたなか、側近の暴走を放置する小沢氏への批判も聞こえてきた。いくら党員資格停止中とはいえ、元代表で、小沢グループの実質的トップとして、国政混乱の責任があるという指摘だ。

 確かに、一川氏だけでなく、マルチ問題が直撃している山岡賢次国家公安委員長も、小沢グループの議員である。

 政治評論家の小林吉弥氏も「かつての自民党政権時代なら、派閥の領袖が引導を渡して、国政混乱を早めに収拾した。そうした引き際は見事だった。小沢氏には陸山会裁判など複雑な事情があるのだろうが、世間から見ると『野田首相もグズだが、小沢氏も何をやっているのか』と疑問に思うのではないか」と語っている。

民主党には、

国民の多くが納得するような政治はできないのか。