【皇室ウイークリー】(204) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 






陛下、「着袴の儀」夜のお祝いはご欠席。

雅子さま、入院同室でお泊まりに。 






 皇太子ご夫妻の長女、敬宮愛子さまは1日、発熱とせきなどの症状のため、東京大学医学部付属病院(東京都文京区)に入院された。宮内庁東宮職の小町恭士東宮大夫は4日の定例会見で、血液検査やレントゲン撮影を経て、愛子さまが「マイコプラズマ肺炎の可能性が高い」とする診断を受けられたことを明らかにした。同日午後の段階で、熱やせきは落ち着いているという。

 

 小町氏は、愛子さまに付き添って1日に病院に入った皇太子妃雅子さまが、そのまま一度も東宮御所に戻っておらず、4日まで病院に3泊されたと明かした。愛子さまと同じ部屋におられるという。皇太子さまは病院側の忙しい時間に配慮し、1、2日の夕方に病院を見舞われた。

 

 小町氏は皇居内にあり、セキュリティー面で長所がある宮内庁病院に入院されなかった理由について、「小児科がないことや、設備、態勢面をふまえて侍医が判断したのではないか」と説明した。

 


 皇居で晴れやかに文化勲章親授式が行われた「文化の日」の3日、秋篠宮家の長男、悠仁さまの「着袴の儀」「深曽木の儀」が東京・元赤坂の赤坂東邸で行われた。

 

 碁盤から飛び降りられる深曽木の儀の「事前練習」の様子などが大きく報じられた。だが、平安時代から皇室に伝わるともされる、こうした儀式の詳しい意味は分かっていないという。「皇室の七五三」とする報道もみられたが、女性の愛子さまも5歳になる直前に行われている。

 

 儀式を終えた悠仁さまはご家族と一緒に、赤坂東邸の車寄せに姿を見せられた。眞子さまはエメラルドグリーン、佳子さまはピンクの振り袖姿を披露され、華やかな雰囲気に包まれた。

 

 報道関係者から「おめでとうございます」と声がかかると、悠仁さまははにかむような笑顔で「ありがとうございます」と話された。

 

 報道向けの写真撮影が終わると、車寄せから少し離れた駐車場の方へ突然歩き出された。最初は草履で上手に歩かれていたものの途中で脱げてしまい、ご夫妻があわてて対応されるほほえましい場面もあった。悠仁さまは最後に「ごきげんよう」と元気にあいさつして、ご家族と東邸に入られた。

 

 公表されていないが、この日の夜には東京・元赤坂の秋篠宮邸を皇后さまが訪問し、お祝いの会が催された。

宮内庁関係者によると、当初は両陛下で出席される予定だったが、陛下は風邪気味のため出席を見合わせられたという。この日は愛子さまも入院中で皇太子ご夫妻も出席できず、お祝いに駆けつけた方は限られていたようだ。

 

 翌4日には、陛下が「風邪による発熱」のため、同日午後に予定していた文化勲章受章者・文化功労者を招いた茶会の出席を取りやめられる、という発表があった。

 

 陛下の名代となった皇太子さまは茶会の冒頭、「天皇陛下はご不例により今日のお茶会をご欠席になりましたので、私から陛下のお言葉をお伝えいたします」と述べ、「このたび文化功労者に選ばれたことを心からお祝い致します。みなさんが学問、芸術の分野で、大きな成果を収められたことを誠に喜ばしく思います。どうかくれぐれも身体を大切にして元気に過ごされ、今後ともそれぞれの分野の発展のために尽くされるように願っております」と、陛下のお言葉を代わりに読まれた。

 

 出席した文化功労者の中には、渋い脇役でおなじみの俳優、大滝秀治さんの姿も。茶会ではテーブルのメンバーが途中で交代するが、最初に大滝さんと同じテーブルとなった皇后さまは「お元気で何よりでございますね」と声をかけられていた。

 

 4日はその後、デンマークのヨアキム王子夫妻を皇居・御所でのお茶にお招きになったが、これにも陛下は出席を取りやめられ、皇后さまが単独で臨まれた。

 

 両陛下は10月29日から同31日にかけ、「第31回全国豊かな海づくり大会」の式典出席などのため、鳥取県を訪問された。

皇后さまは1日、高島屋東京店(東京都中央区)で、尼門跡寺院の美術品を集めた「大和の尼寺 三門跡寺院の美と文化展」を鑑賞された。

 

 尼門跡寺院は皇族や公家など高貴な身分の女性が住職を務めた尼寺。後水尾天皇の第1皇女が開山した圓照寺、聖徳太子の生母が開基した中宮寺、聖武天皇の皇后である光明皇后が開基した法華寺と、いずれも奈良にあり、皇室と縁の深い寺院の美術品が展示された。

 

 皇后さまを案内したのは、尼門跡寺院の研究者である、中世日本研究所名誉所長のバーバラ・ルーシュさん。ルーシュさんは両陛下と長年親交があり「両陛下は尼門跡寺院の尼僧だった皇女たちに“大昔の我々の親戚”という思いをお持ちで、私の研究も長年応援して下さった」と話した。

 

 今回のご鑑賞は事前に発表された予定にはなく、関係者によると、皇后さまの強い希望で急きょ実現したものだったという。皇后さまは鳥取の旅の疲れが残るなかでのお出ましだったに違いない。それでも、さまざまな美術品を熱心に鑑賞し、予定された20分では物足りない様子で「もっと拝見したい」とルーシュさんに話されていた。

 


各宮家は今週もさまざまな公務を果たされた。

 

 秋篠宮ご夫妻は4日、東京国際展示場(東京都江東区)で平成23年度(第50回)農林水産祭「実りのフェスティバル」に臨席された。

 秋篠宮さまは1日、東京大学総合研究博物館(東京都文京区)で研究会に出席された。


 秋篠宮妃紀子さまは10月31日、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で、平成23年度「東南アジア青年の船」事業(第38回)「日本・ASEANユースリーダーズサミット」に臨席された。

 

 常陸宮ご夫妻は10月30日、東京プリンスホテル(東京都港区)で、日本動物福祉協会主催「2011慈善ビンゴ大会」に臨まれた。11月3日、代官山ヒルサイドフォーラム(東京都渋谷区)で、「デンマークin代官山~女王が彩るアンデルセンの童話~」オープニング・セレモニー「白鳥の王子」展覧会にご出席。引き続き、デンマーク大使公邸(東京都渋谷区)でレセプションに臨まれた。

 

 常陸宮さまは1日、東京会館(東京都千代田区)で、大日本蚕糸会平成23年度蚕糸功労者表彰式に臨まれた。

 常陸宮妃華子さまは2日、東京プリンスホテルで、日本・ラテンアメリカ婦人協会主催「フェスティバル・ラティノアメリカーノ(バザー)」に臨席された。

 

 高円宮妃久子さまと次女の典子さまは10月31日、東京国立博物館(東京都台東区)で「根付 高円宮コレクション」開会式、特別内覧会およびレセプションに臨まれた。


 久子さまは11月3日、高島屋東京店(東京都中央区)で、勅使河原茜家元継承10年記念「第93回草月いけばな展-花のちからを信じて」を鑑賞された。







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