米倉会長のTPPゴリ押しは遺伝子の問題だ! | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





yohkan様のブログ・愛国画報FromLA より。




モンサントはアメリカ を代表する多国籍企業のひとつだ。多岐に渡るバイオ ・化学系事業を展開しているが、なかでも「ラウンドアップ 」なる除草剤は有名で、既に発売されてから50年も経つのに、一貫して同社の主力商品だ。接触する全て植物を枯らすと云われるほど、効き目が強いらしい。そう云えば、ベトナム戦争 アメリカ が散布した枯れ葉剤は同社製だった。


1996年、そのモンサントが自社製除草剤に耐性のある大豆を開発し、「ラウンドアップ レディ」と名付けて販売を開始した。大豆のDNA 核にラウンドアップ 耐性遺伝子を注入したのだ。こうすれば雑草だけは全て枯れ、難なく大豆の生産が出来る。広大な土地に飛行機で農薬を散布するアメリカ 型の大規模農業にはもってこいの革新的技術だと話題になった。その後、トウモロコシや綿花、菜種にもこの新技術を応用し、遺伝子組み替え種子では同社が世界市場の90%を抑えていると云う。


アメリカ 政府はモンサントと一体になって、遺伝子組み換え種子の輸出を促進してきたが、実は期待通りには伸びていない。先ず日本や欧州など豊かな先進国では、遺伝子を操作した食物への抵抗感が強い。さらに超強力な除草剤による人体や家畜への影響を懸念する声も大きい。特に伝統的農業国たるフランス イタリア はモンサントのビジネスを危険視していて、2007年にはトウモロコシの遺伝子操作種子を輸入禁止対象としてしまった。


では、アメリカ 国内の評判はどうかと云えば、これも然程芳しくない。実は遺伝子組み換え種子は1回しか使えないようにキラー細胞が組み込まれているので、農家は毎年除草剤と共に種子を買わなくてはならない。モンサントだけが儲かる仕組みだ。その上、たまたま風で運ばれた遺伝子組み換え種子を栽培した農家が、モンサントから次々と特許 侵害(?)で告訴されて破産した。そうこうするうち今年に入り、モンサントの横暴に怒り狂った有機栽培農農家や種子販売業、農協 団体などが27万人も集まり、同社の特許無効を申し立てる集団訴訟を起している。


実はモンサントがTPPを利用して商圏を広げようと躍起になっていると聞く。とにかく日本を巻き込めとオバマ大統領 に圧力をかけているらしい。仮にわが国が加われば、日本市場はモンサントの独断場となる。TPPの決め事が優先され、日本の食品安全基準は無効となり、遺伝子組み換えか否かの表示さえ輸入差別だとして禁止されるからだ。東日本大震災の被災地には強力な除草剤が撒かれ、遺伝子組み換え種子が植え付けられる。特許 問題や健康問題でも起きれば、TPPで自由に活動出来る米系大手法律事務所が暗躍する。





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有名な話だが、モンサントの対日窓口であり長期契約パートナーは住友化学だ。経団連 の米倉会長の企業である。同氏が「入らねば世界から孤立する」と真っ赤な大嘘までついて、TPP参加推進をゴリ押しする理由はモンサントの遺伝子操作ビジネスで一儲けしたいからだ。住友化学だけが儲かってもわが国が焼け野原になっては無意味だろうと思うが、本人は大乗り気だ。米倉会長こそ人間「枯れ葉剤」と呼ぶに相応しい。