TPP「バスに乗り遅れるな」でオバマが抱腹絶倒。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





yohkan様のブログ・愛国画報FromLA より。





環太平洋戦略的経済連携協定 Trans-Pcific Starategic Economic Partnership と聞けば、誰しもが襟を正し、まなじりを決せざるを得ない重々しい響きがある。あだや疎かには扱えないと云う気分になる。とても上手な名称だと思う。


但し、アメリカ ではそんな長ったらしい名前は使われない。単純に環太平洋協定 The Trans-Pacific Partnership (TPP) Agreementと呼ぶ。管轄推進部門である米国通商代表部のウェブサイト を見てもそう呼んでいる。言葉に締まりがないが仕方がない。もともと戦略的経済連携と呼ぶほどの仰々しさはないからだ。


TPPはシンガポール 、ブルネイ、チリ 、ニュージーランドの4カ国が2006年に結んだ経済連携協定 だ。たま たま 地図を広げると太平洋が真ん中にあるので、環太平洋と冠しただけだ。失礼を承知で云うなら、ちびっこ国家が集って、ま、互いに協力しようじゃありませんか、そんな感じだった。世界の大勢には全然影響がない。


ところが2010年、不況に悩むオバマ大統領 は、TPPの利用を思いついた。選挙公約とは云え、自国の輸出を5年で倍に増やしてみせると大見得を切った手前、何もしないわけにはいかない。と云って、強引なドル安政策だけで輸出が増えるものじゃない。困っていたら、環太平洋地域にうろちょろする4カ国がある。丁度、いいじゃないか。これに加われば、アメリカ がアジア太平洋地域を牛耳るように見えるぞ。いずれ、APEC と一緒くたにする手だってある。産業界もきっとこの俺を見直すに違いない、くくく。オバマはほくそ笑んだ。


よし、TPPを都合良く盛り上げよう。オバマ直轄の通商代表部が動き時始めた。既に2005年にFTA を締結済みのオーストラリアは損得がないから、声をかけたら即座に乗ってきた。マレーシア、ペルー ベトナム にも呼びかけよう。いずれフィリピン 台湾 も参加させよう。カナダは農業大国だし競争相手になるかも知れないので外そう。ここまで考えたオバマは思った。あれれ、相手は小さな国ばかりじゃないか、これじゃ誰が見たって輸出は増えないな。


そこで、ふと頭に浮かんだのは日本だった。よし、日本を加盟させ、経済制度や法律をねじ曲げたうえ、関税自主権を奪い、アメリカのIT製品や農産物を大量に買わせよう。環太平洋地域で日本に好き勝手はさせないぞ。最近落ち目だが、これで支持率アップ だ。くくく、オバマはもう一度にやりと笑った。


そのときの日本の首相は、希代の馬鹿、菅直人だった。国家意識すら無い男だから、やすやすと乗ってきた。別に鎖国しているわけでもないのに、平成の開国などと云い出した。明らかに日本には損な話なのに、周囲も表立って反対しない。どうなっているのかよく分からない。わからないが、どうでもいい。気がつけば日本のメディアが「バスに乗り遅れるな」とまで叫ぶ。オバマはとうとう腹を抱えて笑いだした。ぶわはははは。げらげら笑って身をよじる。





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正直者の米国通商代表部 が発表しているとおり、TPPはアメリカの輸出拡大と国内における雇用の創出が目的だ。アメリカ に頼り切る小国で無い限り、そんなもの普通なら大国が付きあう筈がない。にもかかわらず、アメリカ 人ですら関心も持たないTPPが、なぜか日本では話題になり、そのうえ、政界や経済界の蒼々たる人物達が推進すべきだと主張する。


菅はいなくなったが、後任首相の野田も同レベルの馬鹿だ。党内はもちろん、国外にまで低姿勢を貫き通す無能な男だ。日本はきっとyesと云うだろう。案外、あっさり関税自主権を手放すだろう。ここまで考え、またオバマが笑い出した。腹をかかえて、笑い転げる。笑いながら涎が垂れる。涙が流れる。


床にひっくりかえって、身悶えしながら笑う。ひいひいと肩で息をする。くく苦しい~と云いながら、オバマの笑いが止まらない。だめだ。笑い死にしそうだ。たたた助けてくれ。ぎゃはははははは。