珍獣?2つの顔持つネコ…あまりの長寿に
“ギネス”認定も。
散歩するこの猫の顔。決して写すときにレンズがぶれたのではありません。
生まれつき2つの顔、2つの口、2つの鼻と3つの目を持った猫で、前後に2つの顔を持つローマ神話の「ヤヌス神」から「ヤヌス猫」と呼ばれる。
名前は「フランク・アンド・ルーイ」。男の子と女の子の名前が同時についている。
彼(彼女?)は米マサチューセッツ州ウォーセスターで生まれた。美しい青い目と柔らかい毛が特徴だが、通常この種の猫は病気にかかり、ほとんどは生まれてすぐに死ぬという。
ところが、この猫だけは感染症などにかかることなく、“長寿”を謳歌。先ごろ12歳の誕生日を迎え、2012年版の「ギネスブック」に掲載されることになった。
生まれて、かなりたった後、MRI検査を受け、鼻は2つとも正常に機能しているが、片方の口は下あごがなく物が食べられないことや、3つの目のうち真ん中の目は見えないうえ、瞬きもできないことが判明した。
飼い主は「とてものんびりした性格で、人を怖がらない。猫というより犬のような感じ。車でのドライブが大好き。なにより獣医から“あまり期待しないで”といわれたのに、ここまで生きているのは神の恵み」と話している。