あれから二年・中川昭一の居ない日本。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





夕刻の備忘録 様のブログより。




あの「衝撃の日」から二年が過ぎようとしている。
外出の予定を、ぼんやりと考えていたあの日の朝。
以前と以後を切り分ける信じられない字幕を見た。


「悔しくて悔しくて」、それでも明日を信じられた以前から、何も信じられなくなった以後が始まった。あれ以後、心の一部に電源が入らなくなった。本当に腹の底から笑うことが出来なくなったのである。

選挙結果の衝撃、新内閣の衝撃。気の滅入る話しかなかった日々から、滅入る「気」さえ無くなった日々が始まった。「悔しい」と思える間はまだマシなのだと悟った。

財務大臣の一覧表を見れば、我が国の政治経済が「素人のオモチャ」にされていく過程がよく分かる。その劣化は留まることを知らない。世界の経済が落ち込むに比例して、いやそれ以上に加速して我が国の政治が、経済が急降下している。

 中川昭一 2008年9月24日~2009年2月17日
 与謝野馨 2009年2月17日~2009年9月16日
 藤井裕久 2009年9月16日~2010年1月 7日
 菅 直人 2010年1月 7日~2010年6月 8日
 野田佳彦 2010年6月 8日~2011年9月 2日
 安住 淳 2011年9月 2日~

もしタイムマシンがこの世にあって、あの時に遡り、「今後二年間の財務大臣です」とこの一覧を見せても、誰も信じる者はいないだろう。「あなたのことは信じます、タイムマシンも信じましょう。でもこの表だけは信じられない。同じ嘘でも、もう少し政治を勉強してから書かないとダメですよ」と言われるだろう。何しろ週刊誌がよくやる「総理にしたいタレント一覧」と全く同レベルの話なのである。なまじ政治家であるだけ、より酷い話なのである。

勿論、タイムマシンがこの世にあれば、そんな悠長なことはしていない。あの日の朝、いや前日に行動を起こすだろう。あらゆる方策を講じて、危機を乗り越えようとするだろう。

時は止まらない、時計の針は戻せない。
この二年は十年二十年のように感じる。
そして、何故か一日のようにも感じる。

あなたの志を継ぐ者は、必ずやあなたの想いを遂げさせる。
この国を護る、日本国を護る。歴史と伝統を護るのだ。
それが「以後の世界」にある唯一の光である。


中川昭一閣下の御霊よ、安らかなれ。
自ら闘いの場に挑まれる御家族に幸あれ。





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