開店休業・民主党の「延長詐欺」 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





夕刻の備忘録 様のブログより。



ついこの間の話である。「僅か4日で閉会など絶対に許さない」、そうした野党や国民の声に負けて、民主党は国会の二週間延長を申し入れてきた。本来なら一ヶ月以上を費やすべきであるが、そこはまたマスコミによる「ジミンガー」を恐れた為か、自民党はその半ばで手を打った。自民党は、マスコミ謹製の「捏造世論」に左右されすぎである。

ところが、連休が続く。
肝心の総理は外遊する。

何のことはない、14日間の会期延長の中、10日間は開店休業状態である。4日の会期が許せないからとして勝ち得た結果が、単なる「追加の4日間」だったわけである。元々週末は、地元で選挙活動に勤しむ「政権与党」である。そこに連休が加わった。これはまさに計算通りの「黄金週間」であり、最初から名ばかりの14日間なのである。国会は、カレンダーではなく「営業日数」で決めろ!

風水害の対策や交通機関の修復、自衛隊の災害派遣の問題など、数え切れないほどの重大案件を抱えながら、総理は「出来もしない空約束をする為に」、国連へと向かったのである。前二代と同様に就任直後の国連総会である。政権の基盤も出来ていない中で、夢物語を語っては、世界の首脳から冷笑される。毎度毎度の繰り返しである。

総理の留守中は、閣僚が国会で自身の所信を表明する期間となる。これは当然すぎるほど当然の話である。しかし、彼等はそれをしない。民主党国対は「ハッキリ嫌だ!」と言ったそうである。「自信が無いから」「やればボロが出るから」、平気でそう言ったらしい。彼等が「この世に存在している意味」が何処にあるのか。

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国民は「二週間の延長という詐欺」に騙されてはならない。
これは単なる「4+4」の8日間国会である。
まさにこれは「延長詐欺」である。

「5営業日以内に出荷」と書いてあったから、急いでネットで買ったのに、その会社は年に5日しか営業しておらず、クレームを付けたら平気な顔で、実際の出荷は「来春です」と言われたようなものである。貸家を探して「駅から徒歩で十分」とあったから、早速そこに決めてみたら、何と「駅から徒歩でじゅうぶん」だった、実際にはバスもない大僻地だった、というネタ話と同様である。

民主党は、長く自民党にやり込められてきたのは、「自身の無知・無能によるものであった」という事実を絶対に認めず、全ては自民の横暴、権力を笠に着たゴリ押し、既得権益を利用した情報隠蔽によるものであった、と糾弾してきた。そして、自分の非を決して認めない連中が、そのまま権力の座に滑り込んだ。

よって、自分達も「自民党のように横暴を通す」「自民党のようにゴリ押しをする」「自民党のように既得権益のお零れに与る」と考えている。「自民党がしていたように嘘を吐き」「自民党がしていたように国民を欺こう」と考えているのである。妄想世界の住人には、黒が白に、白が黒に、被害者が加害者に見えるらしい。

民主党は詐欺政党であり、妄想政党である。

衆参の予算委員会の為の4日の延長などトンデモナイ。
再度の延長を申し込むべきである。

この前は、第三次補正予算の編成に専念する為に、国会を閉じたいと主張していた。次は、激甚災害への対応、風水害の後処理の多忙を理由に、延長を断るつもりだろう。国民の不幸を利用して政権の浮揚を計る手法は、前職と何の変わりもない。民主党のお家芸であり、彼等が与党である限り、こうした悪辣なやり方は続くのである。

そして、災害対策、緊急予算の必要性を説きながら、実際には災害は各都道府県首長に丸投げであり、予算は財務省の言いなりである。責任は地方に、実権は省庁に、そして甘い蜜だけは自分達に、という極め付けの詐欺師集団である。


災害続きの今年、陛下の御心痛やいかばかりか。
国民の平穏無事だけを祈念されている。
その真っ直ぐな御心にどれほどの御負担を強いているのか。

辛く、また情けない日々が続く。
天災も人災も、背負い込むのは国民ばかりである。
せめて人災だけは避けたいものである。
ましてや、それが権力者の無為無策によるものなら。