野田姑息な“問題大臣”隠し。
野田佳彦政権の「閣僚隠し」が過熱している。問題閣僚を国会論戦から逃そうとしただけでなく、閣僚のテレビ出演も自粛するよう申し入れていたのだ。民主党幹部の信じがたい「不完全内閣」発言。野田首相は閣僚人事について「適材適所」と語ったが、やはり失敗人事だったのか。
これは、民主党の平野博文国対委員長が7日の与野党国対委員長会談で明らかにした。
臨時国会の会期が議題で、政府・民主党は「13日召集、16日閉会」という4日間の日程を提示。野党は被災地復興もあり「会期は12月まで」「予算委員会も開催すべき」と長期開催を要求した。
これに対し、平野氏は「今の内閣は不完全な状態で、十分な答弁ができない」との仰天発言を披露し、短期日程に理解を求めた。これに公明党の漆原良夫国対委員長が「何が不完全なのか。閣僚がテレビに出て思い思いに話している。国会で話せないのはおかしい」と追及した。
すると、平野氏は各閣僚にテレビ出演の自粛を指示するよう、藤村修官房長官に求めたことを明かしたという。
「どじょう内閣」は泥の中に潜って、国会や国民から逃げ続けるのか。