「挙党一致」より国を語れ。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 








【主張】民主党代表選





民主党代表選の事前説明会に9陣営の関係者が出席したが、出馬に意欲を示す候補者たちのほとんどが口にするのが「挙党一致」や「党内融和」だ。「国難を乗り越える」との発言も聞こえるが、いかに国難を克服するかの具体策を国民は知りたいのだ。

 菅直人首相の正式な退陣表明を待って政策論争を行うというのかもしれないが、候補者たちがこれまで、日本をどうするかといった国家像を語らなかったことこそが問題なのである。日本丸のかじを取る首相候補者たちに猛省と自覚を促したい。

 最有力とされる前原誠司前外相は、出馬表明で「挙党一致、全員野球」と語った。他の候補者も「党の総力を挙げて難局に取り組む」(海江田万里経済産業相)などと党内融和を主張した。

 こうしたことを強調せざるを得ない背景には、党内最大勢力といわれる小沢一郎元代表の支持を取り付けたいとの狙いが見え隠れする。政策も曖昧にしておいた方が得策という計算なのだろう。

 自民党の石破茂政調会長は「これは20年前に見た光景だ。政党は違うけれど首相になりたい人たちが小沢氏に頼んでいる」と指摘した。自民党竹下派会長代行だった小沢氏が、宮沢喜一氏ら総裁選候補らを「面接」したことと重ね合わせたものだ。

「親小沢」か「反小沢」かが最大の争点であるとすれば、民主党に対する国民の信頼がさらに地に落ちることは間違いない。

 論ずべきは、国家像に加え、破綻したマニフェスト(政権公約)の抜本的修正など主要政策をどう転換させてゆくかである。

 前原氏は24日に小沢氏を訪ねて「ご指導よろしくお願いします」と支援を求めた後、政策について「考え方はあまり違わない」と語った。10分ばかりの会談にせよ、マニフェスト見直しに慎重な小沢氏に同意したのだろうか。

 前原氏は衆参両院のねじれ解消のため与野党協力を重視する立場から、マニフェストに対しても「理念は守りたいが、見直しが必要だ」と主張していた。執行部の見直し方針を維持するのか、支持拡大のために見直しを放棄するのかを明確にすべきだ。

 他の候補者らは前原氏の出馬で推薦人の集め直しに追われているようだが、ただちに政策論争の口火を切るべきだ。


























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