別宇宙では未だ前原が“本命”なのか? | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





「夕刻の備忘録」 様のブログより。



つい先日までは、マスコミは「民主党旧世代の終わり」と書いていた。代表を持ち回りでやり、同じ顔ぶれが二度三度と登場する党の体質を揶揄していた。この立場に拘るなら、何の議論を待つまでもない、自動的に「前原アウト!」の筈である。

しかし、前原待望論を“捏造”したのも、またマスコミであった。「世論の支持が高い前原氏の動向が注目される」と、囃し立てた。何処の誰が支持していたのか。相変わらず、その母集団も総数も公表せずに、“世論調査”の一点張りである。

内閣支持率然り。「民主党を支持する人に聞きました、現内閣を支持しますか?」なのか、「菅直人を支持する人に聞きました、現内閣を支持しますか?」なのか、はたまた「現内閣を支持する人に聞きました、現内閣を支持しますか?」なのか、全く分からないのである。

一体何処の誰が、外務大臣を自ら辞めて半年も経たない人間を支持するのか。違法献金を受けてそれを認めながら、未だにその詳細を説明しようともしない人間を支持するのか。ダム問題を混乱に陥れ、普天間では何も動かず、JALの問題は支援者に丸投げした。全くの無能、問題解決能力皆無の政治家を誰が支持しているのか。公民権停止事案を抱え、告発されている人間が、何故今総理候補筆頭なのか。

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マスコミは「自民党は隠蔽体質である」と騒いできた。臭い物に蓋をすると批判してきた。臭い物に蓋をして、国民の前から隠すのは大いに結構なことではないか。問題があるから、党の役職を辞めさせ、地元に逼塞させて、次の選挙での「禊ぎ」に賭けろと諭してきたのである。この何処に問題があるのか。

民主党は露悪趣味である。臭い物を「これでもか」とばかりに国民の前に突き出してくる。犯罪者も笑う、犯罪者も時には席を譲る、犯罪者でも他人の犯罪を見咎め、その逮捕に協力することもある。だからといって、その人間が善人になるわけではない。犯罪者は犯罪者である。罪を償うまでは犯罪者のままである。笑って年寄りに席を譲り、万引きを掴まえたからといって、その罪が消える訳ではない。

「半島マネー」の餌食になった連中が、何故か国会議員を続けている。選挙の禊ぎも受けず、日々をこれまで通りに過ごしていれば、忘れやすい国民は、事件のことなど忘れて、再び旧の如く遇してくれるだろう、そう考えているのである。そして、その通りに事が運んでいる。マスコミの強力なアシストがあるからである。

犯罪者オールスターズである民主党は、確かに隠蔽体質ではない。犯罪を犯罪とも思わず、犯罪者を堂々と役職に就け、政府に入れ、国民の前に曝して、「やましい所が無いから、こうして表に出ていられるのだ」という錯覚を国民に与えようとしている。

過去の自民党議員にも問題はあった。しかし、裏に隠れようとするだけ遙かにマシではないか。やましい所があるから、いや、やましく無くとも一旦は退却して、状況を自分自身の目で見て考え直す時間を確保していた。それを卑怯と呼び、それを陰湿と呼ぶならそれもよかろう。しかし、犯罪者がそれを認めながら、なお自らを律することなく、堂々と国民の代表ズラをして、権力の頂点を目指そうなどと言うのは、詐欺師そのものの厚顔無恥であり、権力を持ちさえすれば、何でも許されると考える独裁指向である。これは隠蔽体質より遙かに悪質であり、決して権力に近づけてはならない人種である。

この二代、総理官邸は犯罪者の隠れ家に成り果てた。
夫が夫なら妻もまた妻だという最低最悪の夫婦に占拠されてきた。

今度は、既に違法行為で告発されている人間が、自らが裁かれない為に逃げ込もうとしている。多くの批判を覚悟の上で代表選出馬に踏み切ったという。政治生命を賭けて,この国難に立ち向かうという。冗談ではない。政治生命を賭ける場面なら、政権交代以後、何度もあった筈だ。その全てから逃げ、その全ての案件を暗転させた責任も負わず、その責任も認めず、何が今さら「政治生命か」。

民主党は、最高権力者としての総理大臣の器であるか否かよりも、早晩行われるであろう解散総選挙の顔として、より闘い易い人選をするのであろう。それが世評を気にするということだ。事実上の選挙管理内閣として前原を押し出し、その結果、菅直人よりは議席を多く取れるであろうと考えているのである。

要するに、選挙対策である。前原個人の政治生命がどうなろうと、国家がどうなろうと、被災地がどうなろうと、そんなことはおかまいなしに、暢気な国民、情報に疎い国民に気づかれない中に、マスコミが支援する前原を立てて、自分だけは生き残ろうとしているのである。

党代表としては偽メールで退陣し、閣僚としては違法献金で辞任した。その間に、政治力を発揮した場面は一度も無い。問題を解決した場面も一度も無い。大きな政策を論じた場面も一度も無い。常に勢いだけで思い付きの発言をし、周囲を混乱させては逆ギレするという定番行動しか取れない人間である。そして、直ちにトーンダウンして虚しい言い訳を続けることしか出来ない人間である。

我々の住む世界には無用である。
復旧復興を急ぐ被災地には無用の人間である。

そんなに世評が高い世界があるのなら、どうかその別宇宙へ行って総理にでもなってくれ。大言壮語の果てに言い訳を始め、周囲を混乱させては別部門に逃げる。鳩山・菅を見ていれば、誰でも出来るような錯覚に囚われることは認める。しかし、あの二人でさえ、政治と金の問題が本格化したのは総理就任後である。就任前から騒がれているような人間が、着任出来るはずもないのである。

民主党政権は、自党議員だけには法を越えた権限を与えている。国家内国家を作り別法則で生きている。24時間365日、法務大臣の指揮権“絶賛”発動中である。クルクルパーの後釜にペテン師が座り、ペテン師の後釜にチンピラが座ろうとしている。三代続けて官邸を「犯罪者の隠れ家」にするわけにはいかない。我々の住む宇宙を蹂躙する「夢想世界の者達」専用の削除キーが必要であろう。































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