人とのつながり重視、豊かな心をはぐくむ。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 








【都道府県 伝統の教え】石川県

http://sankei.jp.msn.com/life/news/110820/edc11082007450003-n1.htm


石川県の金沢市は加賀百万石の城下町として学問や美術工芸などさまざまな文化が振興されてきた歴史がある。明治には旧制四高が置かれ、各界に人材を輩出した。最近では文部科学省の全国学力テストで石川県は、北陸の福井、富山とともに好成績を残している。

 東京の東京大学本郷キャンパスには金沢(加賀)藩江戸屋敷があった。東大の代名詞「赤門」は、徳川11代将軍、家斉の娘の溶姫(やすひめ)が前田家に嫁いだときに建てられたことで知られる。

 金沢市では、最近の学校教育で、小中一貫教育で英語教育に力を入れ、コミュニケーション能力向上に努めるなど独自の教育を進めている。歴史文化に加え外国人観光客なども多い国際文化都市ならではだ。

 また「金沢『絆』教育」をキーワードに、人と人とのつながりを大切にした教育に取り組む。他者を尊重、命あるものを大切にする豊かな心をはぐくむねらいだ。

 絆教育では、先人に学ぶ教育にも力を入れている。近代バイオテクノロジーの父・高峰譲吉(たかみね・じょうきち)、戦前の台湾で灌漑(かんがい)施設建設に尽力した八田與一(はったよいち)、哲学者の西田幾多郎(きたろう)など金沢ゆかりの偉人は学術、文化、科学技術分野など多彩。生まれ育った地域のことを知り、未来を担う子たちを育てる。