甦れ中川昭一の魂! | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





「夕刻の備忘録」 様のブログより。



8月2日に江田五月法相から「人権救済法案」に関連して人権侵害の被害者に対する救済目的で設置される新機関の基本方針が、法務省政務三役名で発表された。年内にも成立させるつもりらしい。

人権救済法案がかつての人権擁護法案の焼き直しに過ぎないことは、よく知られている。その意図は全く同じである。左翼の常套手段である「自己紹介」である。人権を守れと叫ぶ者こそ、最も人権を侵害する権力亡者である。

旧バージョンである人権擁護法案の時代から、これと戦ってきた議員は数多くいる。その総大将であった中川昭一の声を聞こう。そしてその志を引き継ごう。今、日本が危ないから。

「私がそれ以外に不思議に感じていることを、二つ申し上げさせて頂きたいと思います。一つは、人権はもちろん大事でありますから、長い人類、先輩方の歴史の中で戦って、勝ち取られたものでございますから、真の人権はキチッと保護されなければなりません。

そして、本当に人権侵害があれば、それに対しての処罰というものもあるわけであります。日本の法体系におきましては、罰というのは大きく分けて三つあって、刑事罰と、それから罰ではありませんけれども、民事上の損害賠償と、それから行政罰というのがあります。

行政罰というのは、経済行為等々での罰則などがございますけれども、一番護るべき人権を侵害したとするならば、重大な犯罪であり、権利侵害であるにも関わらず、何故か、刑事というものを擦り抜けて、擦り抜けて、この法律を作ろうとしている、これが私には不思議であり、また胡散臭さを感じざるを得ないわけでございます。

今、先生方からもお話しありましたが、先日の会合で、この点を私は、法務省の人権擁護局に、何故、本当に重大な侵害であるならば、警察とか、刑事とか、そういった分野を入れないんだ、という風に、しつこく聞きましたけれども、今お話しありましたように、答はしどろもどろ。敢えて刑事局や警察を入れさせたくないという何かの思いがあるに違いない、と私は確信をしたところでございます。

都合が悪いんだろうと思います。
胡散臭いんだろうと私は推測を致します。

もう一つ、不可解に感じておりますのは、私はホームページで色々と思っていることを書いたり、あるいは新聞やテレビで発言をして、多くの国民の皆様方から、毎日毎日、それに対してのご意見を沢山頂いております。他の案件でありますと、中川賛成、中川反対、いろんな意見が頂きまして、大変勉強になる。本当に健全な皆様方の御指導を頂きながら、考え方を修正したり、また説明不足だったなあと思うこともあるわけでございます。

しかし、この人権擁護法案反対につきましては、反対だという全国数多くの皆様方から毎日数十通のメールを頂いておりますけれども、オマエの考えはオカシイとか、人権擁護法案に賛成してくれというメールが唯の一件も現時点において無いのであります。

私は、まあ何時も、大変なお叱りをうけるメールをしょっちゅう頂くわけでございますけれども、これに関しては激励を沢山頂き、大変嬉しいと同時に、お叱りが一件も無いという不気味さ、そしてまた、胡散臭さを感じているわけでございます。

真剣にそう思ってるんです。
何となく不健全だなあと。

そこで思い出しました。この法律が出来ると、中川昭一も、島村先生も、平沼先生も、ここに居る壇上の先生方も、多くの国会議員も、まあ三日か一週間で政治生命を終わらせてやるさ、と言っている人が居るんだそうでありますんで、それと合わせ考えますと、まあどうせアイツら居なくなっちゃうんだから、今のうち好き勝手させておこうや、といって、敢えて中川にそういったようなメールを出さないのかな、という風にすら考えざるを得なくなって来ております。

私も随分疑り深くなったなあ、という風に自分を恥ずかしく思うわけでありますけれども、それほど不気味に思っている訳でございます。それほど不気味に不可解に、この法案の審議、手続が私どもの見えないところで、今もなお進められている可能性があるのでございます。

日本の歴史の中で、本当に恥ずかしいことの一つとして治安維持法というものがございました。国家の特定の方向に逆らう者は、自由主義者であっても芸術であっても全て特高警察が取り締まったということであります。まあ私はその時代を知りませんから、そういう風に学んだところでございます。

しかし、21世紀、平成の世において、人権という名において、好き勝手に人権委員に特高警察のように権限を与える。まさに平成の治安維持法がまさに成立せんとすることを、我々は断固、阻止することが我々の国民、そして子供達に対しての責任だということをお誓いを申し上げまして、私の挨拶を終わります。ありがとうございました」

平成20年3月10日:憲政記念館講堂
 
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8591280